freebsd-update - 14.0 RELEASE → 14.1 RELEASE - 実機バージョンアップ

 クラウディア
1. 概要
2. パッチをあてる
3. バックアップ
4. バージョンアップ
5. 後始末

1. 概要

 仮想環境で確認しつつ、実機の方でも、前もってできる作業から進めていきます。  ちなみに、「ports」は、毎日更新して、最新に保つようにしています。

2. パッチをあてる

 パッチをあてておきます。

freebsd-update fetch

Looking up update.FreeBSD.org mirrors... 3 mirrors found.
Fetching public key from update1.freebsd.org... done.
Fetching metadata signature for 14.0-RELEASE from update1.freebsd.org... done.
Fetching metadata index... done.
Fetching 2 metadata files... done.
Inspecting system... done.
Preparing to download files... done.
Fetching 464 patches.....10....20....30....40....50....60....70....80....90....100....110....120....130....140....150....160....170....180....190....200....210....220....230....240....250....260....270....280....290....300....310....320....330....340....350....360....370....380....390....400....410....420....430....440....450....460.. done.
Applying patches... done.
Fetching 58 files... ....10....20....30....40....50.... done.
The following files will be added as part of updating to
14.0-RELEASE-p7:
/usr/src/contrib/tzdata/checknow.awk
/usr/src/contrib/tzdata/zonenow.tab

・・・	略	・・・

/usr/src/contrib/unbound/testdata/val_scrub_rr_length.rpl
/usr/src/contrib/unbound/util/rfc_1982.c
The following files will be updated as part of updating to
14.0-RELEASE-p7:
/bin/df
/bin/freebsd-version
/bin/mv
/boot/kernel/autofs.ko
/boot/kernel/cd9660.ko

・・・	略	・・・

/boot/kernel/sysvsem.ko
/boot/kernel/sysvshm.ko
:
 この後は、Space やら q やらで進めていきます。  アップデート。

freebsd-update install
 メッセージは、これだけ

Creating snapshot of existing boot environment... done.
Installing updates...
Restarting sshd after upgrade
Performing sanity check on sshd configuration.
Stopping sshd.
Waiting for PIDS: 2596.
Performing sanity check on sshd configuration.
Starting sshd.
Scanning /usr/share/certs/untrusted for certificates...
Scanning /usr/share/certs/trusted for certificates...
Scanning /usr/local/share/certs for certificates...
 done.
 再起動。

shutdown -r now
 再起動後に、更新を確認。

uname -a

FreeBSD nt.sing.ne.jp 14.0-RELEASE-p6 FreeBSD 14.0-RELEASE-p6 #0: Tue Mar 26 20:26:20 UTC 2024     root@amd64-builder.daemonology.net:/usr/obj/usr/src/amd64.amd64/sys/GENERIC amd64
 わはは、更新前のバージョンは、確認しておりませんでしたが、「FreeBSD 14.0-RELEASE-p6」になっております。

3. バックアップ

 データベースのバックアップは、一通りとっておきます。  仮想環境でも構わないので、十分なディスク容量のあるマシンを用意して、システムのフルバックアップをとっておきます。  バックアップの方法は、「メンテナンス・トラブルシュート - システムバックアップ - バックアップ」をご参照ください。  実は、このマシンは、「zfs」だったので、「FreeBSD - メンテナンス・トラブルシュート - zfs」の方法で、バックアップしましたが。

4. バージョンアップ

 これ、「GENERIC」なので、カーネルは不要のはず。  バージョンアップ。

freebsd-update -r 14.1-RELEASE upgrade
 ここのメッセージややりとりは、前ページと同様ですので、割愛します(以下同文)。  終わったら。

/usr/sbin/freebsd-update install
 終わったら。

reboot
 再起動後。

/usr/sbin/freebsd-update install
 これが、3時間ほどかかりました。  終わって、バージョンを確認。

$ uname -a
FreeBSD マシン名 14.1-RELEASE-p3 FreeBSD 14.1-RELEASE-p3 GENERIC amd64
 前項の作業から、だいぶ時間がたっているためか、「FreeBSD 14.1 RELEASE p3」まで、あがっておりました。

5. 後始末

 「FreeBSD 14.1 RELEASE p3」になっていますので、パッチをあてる必要もないかと思います。  「ports」の更新を確認します。

git -C /usr/ports pull
portsdb -Fu
portversion -v | grep '<'
 特に、更新対象はありませんでした。  「service」に登録しているプログラムも、全員、元気に動いているようです。
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