- 1. ports
- 2. analog.cfg の編集
- 3. /usr/local/www/cgi-bin/anlgform.pl の編集
- 4. jpuform.html の編集
- 5. apache の設定の確認
- 6. 表示
- 7. 検索文字の日本語化
1. ports
/usr/ports/www/analog/
/usr/ports/www/p5-CGI/
2. analog.cfg の編集
/usr/local/etc/analog.cfg が analog のコンフィグレーションファイルです。
以下の項目について編集します。
前半の方に同様の記述があって書き換える部分が
LOGFILE apache のログファイル名
HOSTNAME "[www.ドメイン名]"
apache24 のログファイル名は、FreeBSD のデフォルトでは、/var/log/httpd-access.log になっています。
本サイトの設定では /usr/local/etc/apache24/httpd.conf でログファイル名を変更して /var/log/www/access.log にしています。
apache のログをローテーションさせている場合は、ローテーションさせた以前のログもまとめて解析したいものです。
その場合は、「LOGFILE /var/log/www/access.log*」と最後に「*」をつけます。
以前のログもまとめて解析してくれます。
HOSTNAME は、ウェブサーバのホスト名を記入します。
末尾に以下をの行を加えます。
日本語でドメインを表示するためのファイルです。UTF-8 でのファイルになりますので文字コードが違う場合は適宜合わせます。
DOMAINSFILE /usr/local/share/analog/lang/jpudom.tab
3. /usr/local/www/cgi-bin/anlgform.pl の編集
/usr/ports/www/analog/work/analog-6.0/anlgform.pl を CGI 実行ディレクトリにコピーし、編集して実行権限を与えます。
CGI 実行ディレクトリのデフォルトは /usr/local/www/apache24/cgi-bin です。
> cp -p /usr/ports/www/analog/work/analog-6.0/anlgform.pl /usr/local/www/apache24/cgi-bin/.
少々長いですが、最初から31行目くらいまでを引用します。
#!/usr/bin/perl -T
###
### analog 6.0 http://www.analog.cx/
### This program is copyright (c) Stephen R. E. Turner 1995 - 2004 except as
### stated otherwise.
###
### This program is free software. You can redistribute it and/or modify it
### under the terms of version 2 of the GNU General Public License, which you
### should have received with it.
###
### This program is distributed in the hope that it will be useful, but
### without any warranty, expressed or implied.
### Remember: Even the most carefully-designed CGI programs can accidentally
### have serious security bugs! See docs/form.html for notes on security
### design.
###
### anlgform.pl; the cgi front end for analog
# 1) uncomment (remove everything before $analog) and edit one of the next two
# lines to give the location (full pathname) of the analog executable.
# Unix: $analog = '/usr/local/etc/httpd/analog-6.0/analog';
# Windows: $analog = 'C:\program files\analog 6.0\analog.exe';
# 2) If you're on Unix, edit the first line in this file to give the location
# of Perl (don't remove the #! though).
# 3) You also need to edit anlgform.html if you want to use the form.
# 4) Add to the forbidden commands below if you want.
修正するのはごくわずかです。
#!/usr/bin/perl -T
perl の場所が違うのであれば、正規の場所に書き換えます。
FreeBSD 11.1 RELEASE の場合は
#!/usr/local/bin/perl -T
# 4) の行の下に、
$analog = '/usr/local/bin/analog';
という1行を追加します。
そして
@forbidden = qw(LOGFORMAT APACHELOGFORMAT DEFAULTLOGFORMAT
APACHEDEFAULTLOGFORMAT HEADERFILE FOOTERFILE UNCOMPRESS
OUTFILE CACHEOUTFILE LOCALCHARTDIR ERRFILE DNS CGI
SETTINGS PROGRESSFREQ LANGFILE DESCFILE);
の中から APACHEDEFAULTLOGFORMAT の1語を削除します。
4. jpuform.html の編集
UTF-8 コードで analog のレポート編集用の画面を作成する場合は /usr/local/share/analog/lang/jpuform.html を apache のドキュメントルート配下の置きたい位置にコピーして編集します。
> cd ウェブサーバドキュメントルート配下の置きたい位置
> cp /usr/local/share/analog/lang/jpuform.html .
他のコードを使用する場合は適宜、ファイル名を置き換えます。
日本語の場合、Shift-JIS や EUC も使えます。このファイルを自分でアクセスしたい、ウェブサーバのディレクトリに配置します。
外からのぞかれないように、ウェブサーバの設定でアクセス権限は工夫します。
そのままでは、アクセスできないので、編集します。
編集するのは次の個所です。
<h1><!-- img src="/images/analogo.gif" alt="" -->
Analog フォーム・インタフェース</h1>
<!-- 以下を編集すること。anlgform.pl も編集する必要がある。 -->
<!-- 最初に、上記の img タグのコメントを取り、必要なら編集しなさい。 -->
<!-- 次に、サーバ内での anlgform.pl の正しい位置を反映するように編集して -->
<!-- 以下の行のコメントを削除しなさい。 -->
<!-- form action="/cgi-bin/anlgform.pl" method="POST" -->
<!-- 他の環境設定ファイルを以下で指定できる。 -->
<!-- input type=hidden name="cg" value="/analog/other.cfg" -->
<!-- 多くのシステムでは、IMAGEDIR が /cgi-bin/ 中に無いようにしたいために、 -->
<!-- フォーム上の IMAGEDIR はコマンドライン上とは異なるようにしている。 -->
<!-- input type=hidden name="IMAGEDIR" value="/images/" -->
<!-- あるユーザの設定では、ログファイルは以下のようになるでしょう。 -->
<!-- input type=hidden name="LOGFILE" value="/usr/local/apache/logs/access_log" -->
<input type=hidden name="LANGUAGE" value="JAPANESE-UTF">
<!-- これらを編集した後、以下の赤で "強調" した行を削除して下さい。 -->
<hr>
<h2>1. レポートの選択</h2>
<strong><font color=red>注意 : 以下の指示に従って環境を設定し終わるまで、
このフォームは動かないでしょう。例えば、ボタンさえ現れないかもしれません。
環境設定を終了した後、この文節を削除してください。<br>
</font></strong>
CGI の起動を有効にします。
<!-- form action="/cgi-bin/anlgform.pl" method="POST" -->
↓
<form action="/cgi-bin/anlgform.pl" method="POST">
不要なコメントを削除します。
<strong><font color=red>注意 : 以下の指示に従って環境を設定し終わるまで、
このフォームは動かないでしょう。例えば、ボタンさえ現れないかもしれません。
環境設定を終了した後、この文節を削除してください。<br>
</font></strong>
↓
<--
<strong><font color=red>注意 : 以下の指示に従って環境を設定し終わるまで、
このフォームは動かないでしょう。例えば、ボタンさえ現れないかもしれません。
環境設定を終了した後、この文節を削除してください。<br>
</font></strong>
-->
5. apache の設定の確認
apache で cgi が動作することを事前に確認します。
詳細は「7.7 cgi を動作させる」をご参照ください。
6. 表示
これで準備完了のはずです。
http://www.ドメイン名/ディレクトリ名/jpuform.html をブラウザで表示してみてください。

おおむね、こういう表示が出てくるはずです。それで、「統計情報出力」のボタンをクリックするとアクセスログを解析した結果が出力されるはずです。
注意点として、ログが小さなうちは動作しません。出力にかかる時間が1秒以下だと、うまく出力を整形できないようです(笑)。解析する元気もなくて・・・。
7. 検索文字の日本語化
上記設定のままですと「リンク元URLレポート」「検索語句レポート」「検索単語レポート」の中の漢字が、%mn の形式で表示されるので、何が何やらわかりません。
それをうまく日本語に変換する perl スクリプトがあったのですが、現在のバージョンには対応していません。
ユーザ会のページにあったものを使おうとしましたが、これも現在のバージョンでは対応できません。
面倒になったので作ったものをここに置いておきます。
urldecode.pl は、ダウンロードした時点では、urldecode.txt になっていますので、urldecode.pl とリネームして、実行権を与えることを忘れないで下さい。
下記の ports が必要ですので、make、make install してください。
/usr/ports/japanese/p5-Jcode
UTF-8 で書いてありますので、他の文字コードにするのであれば、文字コードを変え、Jcode->new($_)->utf8; の箇所を他の文字コードに変えてください。
ダウンロードしたら、適切なディレクトリ(ここでは仮に /usr/local/www/cgi-bin としています)に置いて、anlgform.pl を編集します。
open (ANALOG, "|$analog +g-"); # errors here will get caught on close
の個所を
open (ANALOG, "|$analog +g-|/usr/local/www/cgi-bin/urldecode.pl "); # errors
here will get caught on close
と書き換えます。書き換えるとき下の内容は、1行で書きますので間違えないようにしてください。urldecode.pl のディレクトリは適宜変えてください。
これで、もう一度、jpuform.html から「統計情報出力」のボタンをクリックしてみてください。
間違いがなければ、「検索語句レポート」「検索単語レポート」の日本語コードが読める形で表示されているはずです。
「リンク元URLレポート」は変換しません。うまく変換できない語句もあります。わたしのところでは 1/30 の確率で文字化けします。
|