- 1. 概要
- 2. インストーラディスクからの起動
- 3. コマンド入力
1. 概要
インストール時にインストールするリソースを決めておいて、先に OS をインストールしておいて、後で細かな設定をする方法を説明します。
この方法を行うとディスク領域の割り当てが自動になってしまいますので、ディスク領域をきちんと管理したい場合は「FreeBSD 10.2 RELEASE - OSインストール」の方法でインストールしてください。
2. インストーラディスクからの起動
iso イメージで作成したディスクは boot 可能になっています。
BIOS 画面で、光学ディスクドライブからの起動が有効になっていることを確認し、ドライブにインストーラディスクを挿入して、起動します。
しばらくすると、以下の画面が表示されます。
ここで「2. Boot Single User」を選択しますので 2 を押下します。
3. コマンド入力
下記の画面になったら、Enter
以下を入力して Enter
改行せずに入力します。
右端まで入力すれば勝手に下の行にカーソルが移動します。
# mdmfs -s 100m md1 /tmp && printf 'PARTITIONS=ada0\nDISTRIBUTIONS="base.txz kernel.txz ports.txz src.txz"\n'>/tmp/a && bsdinstall script /tmp/a
アプリケーションを「pkg」でインストールするのであれば、ports.txz は省略します。ソースファイルが必要なければ src.txz は省略します。
この時点では、キーマップを設定していませんので、キーの配列が North American キー配列になっています。特殊キーが JP106 になっていますので注意が必要です。
上記で使用している特殊キーの位置を記述しておきます。
入力文字 | 値 | JP106 上の位置 |
- | ハイフン | 同じ位置 |
/ | スラッシュ | 同じ位置 |
& | アンパサンド | 数字の 7 をシフト |
; | セミコロン | 同じ位置 |
' | シングルコーテーション | :(コロン)の位置 |
= | イコール | ^(サーカムフレックス)の位置 |
" | ダブルコーテーション | :(コロン)をシフト |
. | ドット・ポチ | 同じ位置 |
¥ | バックスラッシュ | ] の位置 |
> | グレーターザン | 同じ位置 |
インストールが完了するまでに 1コア メモリ 1GB ディスク容量 40GB で大体1時間くらいでしょうか。
この状態になったら、メディアを抜いて、Ctrl+Alt+Del で再起動します。次の起動画面は [1] のまま Enter です。
OS が起動したら、まずは root ユーザでログインして以下の細かい設定を行っていきます。
まだパスワードを設定していませんので、root のユーザ名を入力して Enter を押下すればそのままログインできます。
これ以降、インストール時に設定できなかった項目を設定していきます。
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