dwm - FreeBSD 14.1 RELEASE - 環境構築

 クラウディア
1. 概要
2. インストール
3. SDDM カスタマイズ
4. ユーザ用初期化ファイルの作成
5. /etc/rc.conf 編集
6. ログインマネージャ起動

1. 概要

 下記のデスクトップ環境を構築する手順を記述します。
 項目   内容   備考 
ホスト Windows11 Version 23H2
VitualBox Version 7.0.18
仮想タイプ BSD
仮想バージョン FreeBSD(64bit)
ゲスト FreeBSD 14.1 RELEASE
ログインマネージャ SDDM

 ここまでの時点で、システムインストールと「VirtualBox Guest Additions」の設定は終わっているものとします。

 それぞれのインストール・設定に関しては、

	「FreeBSD - デスクトップ環境構築 - 共通事項 - システムインストール」
	「FreeBSD - デスクトップ環境構築 - 共通事項 - VirtualBox Guest Additions」

 をご参照ください。

2. インストール

 「root」ユーザ権限で。

pkg install -y xorg numlockx ja-font-migmix

pkg install -y sddm sddm-freebsd-black-theme cursor-neutral-white-theme

pkg install -y dwm
 バージョンの推移です。 ・2020年12月17日 「Freebsd 12.2 RELEASE」 「dwm-6.2_2」 ・2021年 6月28日 「Freebsd 13.0 RELEASE」 「dwm-6.2_2」 ・2021年12月23日 「Freebsd 12.3 RELEASE」 「dwm-6.2_2」 ・2022年12月13日 「Freebsd 12.4 RELEASE」 「dwm-6.3」 ・2023年 4月15日 「Freebsd 13.2 RELEASE」 「dwm-6.3」 ・2023年12月19日 「Freebsd 14.0 RELEASE」 「dwm-6.4」 ・2024年 3月 8日 「Freebsd 13.3 RELEASE」 「dwm-6.4」  2024年3月8日の時点で、「dwm」のバージョンは、下記の通りでした。

$ dwm -v
dwm-6.5

3. SDDM カスタマイズ

 ログイン画面の解像度を「1366x768」とし、キーボードレイアウトを「jp.106」にします。  「root」ユーザ権限で。

sh
cat << 'EOF' >>  /usr/local/share/sddm/scripts/Xsetup

xrandr --output VGA-0 --mode 1366x768 --rate 60
setxkbmap -layout jp
EOF
exit
 ログイン画面のテーマとカーソルを変更します。  そのまま「root」ユーザ権限で。

sddm --example-config > /usr/local/etc/sddm.conf
vi /usr/local/etc/sddm.conf

[Theme]
# Current theme name
Current=breeze

# Cursor size used in the greeter
CursorSize=

# Cursor theme used in the greeter
CursorTheme=breeze_cursors
 を下記へ変更します。

[Theme]
# Current theme name
Current=sddm-freebsd-black-theme

# Cursor size used in the greeter
CursorSize=

# Cursor theme used in the greeter
CursorTheme=Neutral++_White

4. ユーザ用初期化ファイルの作成

 「root」ユーザ権限で。  日本語環境を有効にします。

sh
cat << 'EOF' >> /etc/profile

export LC_ALL=ja_JP.UTF-8
export LANGUAGE=ja_JP.UTF-8
export LANG=ja_JP.UTF-8
EOF

cat << 'EOF' >> /etc/csh.cshrc

setenv LANG             ja_JP.UTF-8
setenv LANGUAGE         ja_JP.UTF-8
setenv LANG             ja_JP.UTF-8
EOF
exit
 キーボードレイアウトを設定して、Num Lock を有効にします。

sh
cat - << EOF >> /usr/share/skel/dot.xsession
#!/bin/sh

VBoxClient-all
setxkbmap -layout jp
numlockx &
EOF
exit

chmod +x /usr/share/skel/dot.xsession
 既存のログインユーザで

cp /usr/share/skel/dot.xsession ~/.xsession

5. /etc/rc.conf 編集

 前項までインストール・設定したものを有効にします。  「root」ユーザ権限で。

sysrc dbus_enable=YES
sysrc sddm_enable=YES

6. ログインマネージャ起動

 「root」ユーザ権限で。

service dbus start
service sddm start
 うまく設定できていれば、ログイン画面が表示されます。  ユーザ名・パスワードを入力してログインします。
「dwm FreeBSD 14.1」-「ログイン画面」

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