Visual Studio 2022 - 開発者コマンドプロンプト
- 1. 概要
- 2. 状況
- 3. エントリポイントを探す
1. 概要
おそらくは、以前のバージョンの「Visual Studio」にも存在した機能なのでしょうが、「Visual Studio 2022」ではじめて使うことになりました。
本ページは、下記のサイトを参考にさせていただきました。
「DLLファイルに含まれる関数の調べ方」
2. 状況
あるメーカから、提供された「.dll」があるのです。
その「.dll」内の関数をいくつか使うのですが、ある関数の呼び出し時に。
てなことになったのです。
「.dll」「エントリポイントが見つかりません」をキーに検索して、たどりついたのが参考サイトです。
3. エントリポイントを探す
「スタート」から「Visual Studio 2022」を探して、展開。
「Developer Command Prompt for VS 2022」
下記のような、コマンドプロンプトが開きます。
dumpbin /exports
と入力して、末尾に半角スペースを入力したうえで、解析したい、「.dll」をドラッグ&ドロップします。
すると、およそ、下記のように表示が主力されます。
Microsoft (R) COFF/PE Dumper Version 14.41.34120.0
Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved.
Dump of file D:\パス\ファイル名.dll
File Type: DLL
Section contains the following exports for ファイル名.dll
00000000 characteristics
0 time date stamp
0.00 version
1 ordinal base
34 number of functions
34 number of names
ordinal hint RVA name
26 0 000CCD1C CancelCard
33 1 000C6ED0 ClosePort
7 2 000C7550 GetCardInfo
・・・ 略 ・・・
23 1F 000C6E54 pbOpenPort
24 20 000CA418 pbReadCard
17 21 000C5BB0 setserver
Summary
1000 .edata
3000 .idata
12000 .reloc
12000 .rsrc
2000 BSS
CF000 CODE
6000 DATA
「ordinal hint RVA name」の行の「name」の下に表示される名称が、エントリポイントとなる名称の候補になります。
わたしがやったものでは、マニュアルに書いてあるものと、実際のエントリポイントは、最初の文字の大文字・小文字が異なっていたのでした。
マニュアルに「typo」は、いかんよね。
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