Visual Studio 2010 - プロジェクトの構成

クラウディア 
1. 概要
2. 構成を作成する
3. シンボル定義

1. 概要

 「Visual Studio」のプロジェクトには、構成というものがあります。  デフォルトでは、「x64」または「x86」のプラットフォームに対して、「Debug」「Release」という2つの構成があります。  プラットフォームのデフォルトは「Any CPU」であるかもしれません。  「x64」でない場合に、「x64」のプロジェクトにする方法に関しては、「Visual Studio 2010 - C#」の「プラットフォーム」で書いていますので、ここでは、割愛します。  本ページは、下記のサイトを参考にさせていただきました。
デバッグ構成とリリース構成を設定する - Visual Studio (Windows) 

2. 構成を作成する

 実は、新しく構成を作成することができます。  「Debug」→「構成マネージャ」
「Visual Studio 2010」-「デバッグ」→「構成マネージャ」

 「Debug」→「新規作成」

「Visual Studio 2010」-「構成マネージャ」

 「名前」を入力して「設定のコピー元」を選んで
 「OK」

「Visual Studio 2010」-「新しいプロジェクト構成」

 これで、新しいプロジェクト構成を作成することができます。

3. シンボル定義

 前項まででは、新しいプロジェクト構成を作ったのがなんだんだ?ってことですが。  わたしは、下記のような使い方をします。  プロジェクトのプロパティの「ビルド」タブで  「条件付きコンパイルシンボル」を定義します。
「Visual Studio 2010」-「プロジェクトのプロパティ」

 すると、このシンボルは、「C#」だと。


#if シンボル
 で判断することができます。  新規のプロジェクト構成を使っているとこんな感じ。
「Visual Studio 2010」-「シンボル定義あり」

 他のプロジェクト構成を選択するとこんな感じ。

「Visual Studio 2010」-「シンボル定義なし」

 つまり、いちいちソースをいじることなく、プロジェクト構成の選択を変えることによって。
 例えば、デバッグログを出力させたり、抑止したりできるようになるのです。

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