Office - Excel - 複数のウィンドウで開く - Excel 365

クラウディア 
1. 概要
2. 新規のコマンドを追加する
3. 使い方

1. 概要

 「Excel 365」を使い始めて、これは、ダブルクリックで「Excel」ファイルを開くと、基本、新規ウィンドウが開いて、別々に開いてくれます。  おお、これはいいと、思いきや・・・。  別フォルダにある、同一ファイル名の「Excel」ファイルを開こうとすると・・・。
「Excel」-「同じ名前のブックを同時に開くことはできません」

 うはぁ、さすがは「偉大なるマイクロソフトさま」、やることが中途半端だわ。
 ユーザの要望がうまく、伝わってないんですな・・・。

 しかし、ヘビーなユーザは、ちゃんと対処方法を考えてくれています。
 本ページは、下記のサイトを参考にさせていただきました。

Excelで同名のファイルを開く(Excel2016編)
 「Excel 2016」編と書いていますから、わたしは使っていませんが、このとき、既にこうなっていたのですね。

2. 新規のコマンドを追加する

 おそらくは、「Excel 2016」あたりから、レジストリの構成が異なっているようです。  編集する場所が、前ページと異なっていますので、注意。  「regedit」を起動して(起動方法は、前ページをご参照ください)

コンピューター\HKEY_CLASSES_ROOT\*\shell
 の配下に、「excel」というキーを作成して「Excelで開く」という値を設定します。  さらに、その下に「command」というキーを作成します。  キーに、下記の値を設定します。

"C:\Excelのルートパス\EXCEL.EXE" /x "%1"
 「Excel」のルートパスは、下記の方法で見つけられます。  「スタート」→「E」→「Excel」右クリック「その他」→「ファイルの場所を開く」
「Excel」-「スタート」→「E」→「Excel」右クリック「その他」→「ファイルの場所を開く」

 エクスプローラでメニューの場所が開きます。
 「Excel」が存在しますので、右クリックして「プロパティ」

「Excel」-「エクスプローラ」

 リンク先の中に、先ほどの値の前半部分(「Excel」のフルパスとロードモジュール名)がはいっていますので、そのままコピーできます。

「Excel」-「Excel のプロパティ」

 わたしは、「Office 365」で 64 ビットマシンなのに


C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16
 でしたわ。  ちょっとその辺の仕組みはわからないですね。  わたしのマシンでは、こんな感じになりました(キーが上の方なのでありがたい)。
「Excel」-「regedit」

3. 使い方

 設定しても、ダブルクリックで開くというわけにはいかないのだ。  別フォルダにある、同一ファイル名の「Excel」ファイルを開くとき  ファイルを右クリックすると、選択肢に「Excelで開く」という、前項で設定したコマンドがありますので、それを選択します。
「Excel」-「Excel ファイル右クリック」

 すると、同一名のファイルであっても、無事開くようになります。

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