Office - Excel - 複数のウィンドウで開く - レジストリを編集する

クラウディア 
1. 概要
2. 新規のコマンドを追加する
3. 常時別ウィンドウで開くには
4. .xlsx 以外にも適用するには
5. 注意

1. 概要

 これは「Excelのウインドウが全て新規ウィンドウで開くようにする方法|リスティング広告の運用代行ならカルテットコミュニケーションズ」に書いてあった方法のほぼ丸写しです。  なるほど納得でして、わたしにとってはこれが一番、お手軽でかつ決定的でした。  ただし、この方法はレジストリを編集しますので、適用する場合は慎重に、自分の責任において行ってください。  編集する前にはレジストリのバックアップを行うことをお忘れなく。

2. 新規のコマンドを追加する

 拡張子ごとにこの設定を行う必要があるようです。  ここでは .xlsx を例にとります。  Win+R で  「regedit」と入力して Enter
「Excel」-「ファイル名を指定して実行」

 下記のキーを開きます。


コンピューター\HKEY_CLASSES_ROOT\Excel.Sheet.12\shell
 (コピペのためにコードのまま表示していますが \ は ¥ です)  「shell」を右クリック  「新規」→「キー」
「Excel」-「regedit」「shell」「新規キー操作」

 「新しいキー #1」の欄に
 「新規Windowで開く」と入力します
 (他と重複しない名称で分かりやすいものであればなんでも可)
 (ただし、スペースなど特殊文字をいれると無効になるので注意)

「Excel」-「キー名入力」

 更に「新規Windowで開く」に新しいキーを前と同じ手順で作成し「command」(これは必須で command)という名称を付けます。


 「新規Windowで開く」の「command」のキー値の「(既定)」をダブルクリックして
 「値のデータ」の欄に
 「"C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office14\EXCEL.EXE" "%1"」と入力します。
 (これもコピペのためにコードのまま表示していますが \ は ¥ です)

「Excel」-「値入力ダイアログ」

 "C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office14\EXCEL.EXE" は、Office のバージョン・アーキテクチャによって異なりますので、自分の環境に合わせて置き換えます。


 するとエクスプローラーで .xlsx を右クリックしたときに「新規Windowで開く」というメニューが表示されて
 選択すると「Excel」が別ウィンドウで開かれます。

「Excel」-「表示例」

3. 常時別ウィンドウで開くには

 エクスプローラー上でダブルクリックするときなど、常時別ウィンドウで開くようにするには  「shell」のキー値がデフォルトでは「Open」になっていますが  これを先ほどの「新規Windowで開く」(名称を変えている場合は名称)に変更します。
「Excel」-「既定の値」

 これでダブルクリックで開くときも新規ウィンドウを開いて「Excel」が起動します。

4. .xlsx 以外にも適用するには

 前項までの手順は、拡張子が .xlsx の者に対して適用されます。  他の拡張子の Excel ファイルにも適用するには、参考サイトのものをそのまま掲載させていただくと
 キー  拡張子
Excel.Sheet.12 .xlsx
Excel.Sheet.8 .xls
Excel.CSV .csv
Excel.SheetMacroEnabled.12 .xlsm
Excel.SheetBinaryMacroEnabled.12 .xlsb

 となります。

 これらの上位のキーを選ぶと
 例えば「Excel.Sheet.8」を選べば

「Excel」-「regedit」「Excel.Sheet.8」「キー値」

 「データ」に「Microsoft Excel 97-2003 ワークシート」と書いてありますので .xls が対象であることがわかります。

5. 注意

 上記までで設定した状態は、Windows Update で Office の更新が発生するとリセットされるようです。  つらいところですが、リセットされた場合はもう一度、同じ手順で設定する必要があります。  レジストリの状態をエクスポートしておいて一気に入れ直す手もありますが、レジストリの構成が変わる可能性もありますので、いちいちやり直す方がよいかと思われます。
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