- 1. 概要
- 2. インストール
1. 概要
「ArcoLinux」では、今まで、「VirtualBox」上にインストールしても、システムのインストール直後から、「VirtualBox Guest Additions」が起動していたのですが。
「VirtualBox 7.0.20」「ArcoLinux 24.07.01」の組み合わせだと、何故か、「Guest Additions」は、インストールされているようなのですが、ログインしても「VBoxClient-all」が起動されていないようです。
また、これまで、グラフィックスコントローラを「VMSVGA 3D Enable」にして、うまく動作していたのですが。
上記組み合わせだと、文字化けして操作できないので、「VBoxSVGA 3D Disable」を設定します。
2. インストール
明示的に、インストールします。
ゲストにログインした状態で、「VirtualBox」のメニューから。
「デバイス」→「Guest Additions CD の挿入」の操作を行います。
すでにインストールされているので、「Guest Additions のアップグレード」の選択肢がありますが、あえてそれは使用しません。
デスクトップにより、「実行」を促すダイアログが表示されたり、ファイルマネージャが開いたりしますが、キャンセルしたり無視したりします。
端末を開いて、「root」ユーザ権限で。
mount /dev/sr0 /mnt
/mnt/VBoxLinuxAdditions.run
デスクトップにより、「yes/no」をきいてきますが、「yes」で答えます。
インストールが終わったら。
umount /mnt
eject
再起動します。
再起動後、ログインして、端末を開いて。
pgrep -lfa VB
390 [kworker/R-iprt-VBoxWQueue]
400 /usr/bin/VBoxService -f
1272 /usr/bin/VBoxClient --clipboard
1273 /usr/bin/VBoxClient --clipboard
1287 /usr/bin/VBoxClient --seamless
1288 /usr/bin/VBoxClient --seamless
1295 /usr/bin/VBoxClient --draganddrop
1296 /usr/bin/VBoxClient --draganddrop
1321 /usr/bin/VBoxClient --vmsvga
1322 /usr/bin/VBoxClient --vmsvga
てな感じになっていれば(各行の先頭の数字は PID なのでまちまちになります)、「Guest Additions」が正常に動作しているはずです。
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