Amazon Linux - 2023 - 起動・初期設定
- 1. 概要
- 2. 設定
- 3. 起動
- 4. 初期設定
- 5. ツール
- 6. vim・bash の設定
1. 概要
「VirtualBox」の設定を行って起動します。
本ページは、下記のサイトを参考にさせていただきました。
「Amazon Linux 2023 を VirtualBox 上で起動する」
「Amazon Linux 2 をローカライズする #AWS」
2. 設定
この時点の「VirtualBox」は、バージョン「7.0.20」です。
仮想環境を新規作成します。
とりあえず、下記の環境で。
| 種 別 | リソース・設定 | 備考 |
| ホスト | Windows11 23H2 | |
| 仮想環境 | VirtualBox 7.0.20 | |
| ゲスト | Amazon Linux 2003 | |
| 仮想システムタイプ | Linux | |
| 仮想システムバージョン | Linux 2.6 / 3x / 4x / 5x(64bit) | |
| メモリ | 4 GB | |
| CPU | 2コア | |
| グラフィックスコントローラ | VBoxSVGA 128MB 3D Disable | |
多分、グラフィカルなインターフェースは使用しないので、グラフィックスコントローラは、どうでもいいような気もします。
「Seed.iso」はどうしようかな・・・。とりあえず、同じ所へ置いておきましょうか。
ネットワークは、外部接続を想定して、アクティブな「NIC」をブリッジモードで割り当てます。
前ページで作成した、仮想ディスク「.vdi」を仮想環境のフォルダへコピーして、ハードディスクとして、割り当てようとしたら・・・、失敗しました。
コピーしたものは、コピー元の「UUID」とかぶるので、使えないようです。
参考サイトでは、仮想ディスクはどこに置いていてもいいと書いていて、確かにそうなのですが、後々の操作を考えて、同じフォルダへ置くことにして。
再度、前ページの処理で、仮想環境配下へ出力することにして、「.vdi」を置きました。
3. 起動
「Seed.iso」を光ディスクに食わせて、起動します。
(一度、起動後に「Seed.iso」をはずそうとしたのですが、これをはずすと起動できなくなります)
ログイン画面のプロンプトが表示されました。
前ページを参考に、ログインします。
初回ログイン時、パスワードの変更を求められます。
前と同じパスワードは設定できないようです。
どちらのユーザも。
sudo su
がパスワードなしで、効くようです。
4. 初期設定
キーボードレイアウトが「North American」のようなので、日本語キーボード(というか、使用しているもの)へ変更します。
(「jp-106」というのはなかった)
「root」ユーザ権限で。
localectl set-keymap jp

pgrep -lfa ssh
してみたら、「sshd」は起動していました。
外部から接続できるようです。
あたりまえか、「AWS」で使うわけですからね。
ただし、認証キーがないと接続できないようです。
とりあえず、パスワードのみで接続できるようにします。
「root」ユーザ権限で。
vi /etc/ssh/sshd_config
PasswordAuthentication no
を下記へ変更して。
PasswordAuthentication yes
「sshd」を再起動。
systemctl restart sshd.service
ユーザを作成しておきます。
「root」ユーザ権限で。
useradd ユーザ名
passwd ユーザ名
visudo
で、作成したユーザに「sudo」の権限をつけておきます。
これで、「ssh」で外部接続して、作業することができるようになります。
5. ツール
わたしの使用するツール関係をインストールします。
でも、その前に、クリップボードから端末へテキストをはりつけるときに不自由なので、「bash」のブラケットモードをオフにします。
vi /etc/inputrc
下記の1行を末尾に加えます。
set enable-bracketed-paste off
有効化するために、ログインしなおします。
やはり「RedHat」系のようで、パッケージ管理は、「dnf」が使えます。
アップグレードしておきます。
dnf update -y
インストール。
(「rcs」「dpkg」は、インストールしたかったがリポジトリにありませんでした)
dnf install -y vim vsftpd
6. vim・bash の設定
各ユーザで、「vim」「bash」をカスタマイズします。
「vim」に対して、「行番号を表示」「ビジュアルモードを無効」「オートインデント」という設定にします。
「bash」に対して、以下の設定を行います。
・ls のデフォルトをドットファイル・カラー表示を基本に
・vi で vim を起動
・上下の矢印キーでコマンド履歴の補完
・プロンプトの形式を「ユーザ名@ホスト名 /カレントディレクトリ > 」へ
mkdir -pv ~/.vim/after/indent
mkdir -pv ~/.vim/after/plugin
sh
cat << 'EOF' >> ~/.vim/after/indent/vim.vim
set number
set mouse-=a
set autoindent
EOF
exit
cp ~/.vim/after/indent/vim.vim ~/.vim/after/plugin/.
sh
cat << 'EOF' >> ~/.bashrc
alias ls='ls -a --color'
alias vi='/usr/bin/vim'
bind '"\e[A": history-search-backward'
bind '"\e[B": history-search-forward'
export PS1='\u@\h $PWD > '
EOF
exit
source ~/.bashrc
「vsftpd」は、使うかどうかわからないので、保留。
「sftp」を使うかもしれない。
|
|