Garuda - 250308 - 共通事項 - ツール・フォント

 クラウディア
1. 概要
2. シェル
3. sshd
4. アップグレード
5. インストール
6. フォント
7. vim・bash 設定
8. パッケージ管理フロントエンド

1. 概要

 わたしが操作する上で、必要とするツールです。  いくつかのデスクトップでは、日本語のフォントをインストールしないと文字が化け化けで、何がなんだかわからない。

2. シェル

 以前のバージョンでは、デスクトップでは、シェルが「zsh」になっていたので、シェルを「bash」へ変更したりしていました。  今回は、「KDE」は、「fish」を使っておりました。  わたしは、「bash」が使いたいので、シェルを変更します。

chsh
 パスワードをきいてきますので、入力して、Enter します。  新しいシェルの候補に「/bin/bash」と表示されていますが、「/usr/bin/bash」と入力しないと更新されません。  で、シェルを変更して、以下の処理を行ったのですが、ログインユーザのプロンプトだけは、変更できませんでした。

3. sshd

 デフォルトでインストールされているので、有効化して起動するだけです。  「root」ユーザ権限で。

systemctl enable sshd
systemctl start  sshd
 以降の作業で、端末上での作業中にコピペするのに不自由なので。  ブラケットペーストモードをオフにしておきます(詳細は、「シェル - bash」の項をご参照ください)。  以前は、「vi」や「vim」がデフォルトでは、インストールされていませんでしたが、現在はインストールされています。

vi /etc/inputrc
 下記の1行を末尾に加えます。

set enable-bracketed-paste off

4. アップグレード

 あらかじめ、リポジトリのキー・リポジトリを更新し、アップグレードしておきます。  冒頭にも書いてありますが、「Arch」系のこのあたりは、いささかうんざりさせられます。  「root」ユーザ権限で操作します。  キーの更新。

pacman-key --init

pacman-key --populate archlinux chaotic
 キーの取得・署名。  下記のコマンドの途中で、問い合わせがありますが、Enter で答えます。

pacman-key --recv-key 3056513887B78AEB --keyserver keyserver.ubuntu.com

pacman-key --lsign-key 3056513887B78AEB

pacman -U 'https://cdn-mirror.chaotic.cx/chaotic-aur/chaotic-keyring.pkg.tar.zst' 'https://cdn-mirror.chaotic.cx/chaotic-aur/chaotic-mirrorlist.pkg.tar.zst'
 リポジトリ更新。

pacman -Fy
 アップグレード。

yes | pacman -Syu

5. インストール

 インストールされていないモジュールとフォントをインストールします。  「root」ユーザ権限で。

yes | pacman -S dpkg rcs net-tools xorg-fonts-misc vim

6. フォント

 これは、パッケージが存在しないので、「Ubuntu」のものをいただいてインストールします。  「root」ユーザ権限で。

curl http://archive.ubuntu.com/ubuntu/pool/universe/f/fonts-migmix/fonts-migmix_20200307-1_all.deb --output /tmp/fonts-migmix_20200307-1_all.deb
dpkg -i /tmp/fonts-migmix_20200307-1_all.deb

7. vim・bash 設定

 本項は、各ユーザで設定します。  「vim」に以下の設定を行います。 ・行番号を表示 ・ビジュアルモード無効  「bash」に以下の設定を行います。 ・「rcs」のチェックイン・チェックアウトをデフォルトでロックモードへ ・「ls」のデフォルトをカラー・ドットファイルも表示へ ・「vi」で「vim」を起動 ・上下の矢印キーでコマンド履歴の補完 ・プロンプトの形式を「ユーザ名@ホスト名 /カレントディレクトリ > 」へ

mkdir -pv ~/.vim/after/indent
mkdir -pv ~/.vim/after/plugin
touch ~/.vim/after/indent/vim.vim

sh
cat << 'EOF' >> ~/.vim/after/indent/vim.vim
set number
set mouse-=a
EOF
exit

cp ~/.vim/after/indent/vim.vim ~/.vim/after/plugin/.

sh
cat << 'EOF' >> ~/.bashrc

alias ci='ci -l'
alias co='co -l'
alias ls='ls -a --color'
alias vi='vim'

bind '"\e[A": history-search-backward'
bind '"\e[B": history-search-forward'

export PS1='\u@\h $PWD > '
EOF
exit

source ~/.bashrc
 いかんせん、「root」ユーザは、これでプロンプトが変わるのですが、ログインユーザを変更することはできませんでした。

8. パッケージ管理フロントエンド

 「250308」では、「Pamac」がデフォルトでインストールされているものと、インストールされていないものとがあります。  下記のデスクトップは、「Pamac」がインストールされていました。 ・qtile  「KDE」「i3wm」「LXQt」では、「Octopi」がインストールされています。  「Octopi」がインストールされているものは、「Pamac」はなくてもいいでしょう。  「Octopi」をそのまま使います。  「Octopi」「Pamac」どちらもインストールされていない環境では、「Pamac」をインストールして使用します。  「Pamac」は、以下の手順でインストールします。  「root」ユーザ権限で。

yes | pacman -S pamac
 「Cinnamon」では、「Pamac」の画面が真っ白けで使えませんでしたので、「Octopi」をインストールします。  「Octopi」は、以下の手順でインストールします。  「root」ユーザ権限で。

pacman -S octopi

依存関係を解決しています...
:: 2 個の選択肢が qt6-multimedia-backend にはあります。
:: リポジトリ extra
   1) qt6-multimedia-ffmpeg  2) qt6-multimedia-gstreamer
数字を入力してください(デフォルト=1):
 Enter

衝突するパッケージがないか確認しています...
警告: 環境依存が検出されました:
警告: qt6-multimedia-ffmpeg は依存パッケージ qt6-multimedia の前にインストールされます。

パッケージ (5)               新しいバージョン  最終的な変化  ダウロード容量

chaotic-aur/qt-sudo          2.0.1-1.3             0.22 MiB          0.07 MiB
extra/qt6-multimedia         6.8.2-1               5.50 MiB          1.06 MiB
extra/qt6-multimedia-ffmpeg  6.8.2-1               0.56 MiB          0.20 MiB
extra/qtermwidget            2.1.0-2               0.79 MiB          0.23 MiB
chaotic-aur/octopi           0.17.0-1              7.05 MiB          2.45 MiB

合計ダウンロード容量:   4.02 MiB
合計インストール容量:  14.12 MiB

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