- 1. 概要
- 2. ミラーリスト更新
- 3. sshd
- 4. 更新
- 5. インストール
- 6. MigMix
- 7. vim・bash 設定
- 8. ftpd
1. 概要
とにかく、やたら更新頻度が高いので、すぐ「アップデートせろ」だの「アップグレードせろ」だの言われます。
本当にそんなに頻繁に更新しているのだろうか?
真相はわかりませんが、1日に数回更新されているように見えます。
細かい更新ならばよいのですが、1回更新しようとすると、下手をすれば「GB」単位でダウンロードしようとするので厄介です。
「ArcoLinux」は、「Arch Linux」系であり、「Arch Linux」では、パッケージ管理コマンドは「pacman」になります。
「pacman」による操作を可能とするには、まず、データベースの更新が必要になります。
ここでは、アップデート・アップグレードして、わたしの使用するツール・フォントの類をインストール・設定していきます。
2. ミラーリスト更新
どうも、ミラーリストは、更新しておいた方が、よさそうです。
しかし、手動でやるのも面倒。
実は、「Welcome to ArcoLinux」で更新するのが、一番手っ取り早そうです。
「Welcome to ArcoLinux」で、右から2番目「Update Arch Linux mirrors」
パスワードを入力して
「認証する」
中央下に「Mirrorlist Updated」の表示が現れたら、更新完了です。
3. sshd
「sshd」は、インストールされいて、有効化・起動されていないのみです。
有効化・起動します。
systemctl enable sshd
systemctl start sshd
困っちゃったのが、「XFCE」でログインして開いた端末で、「sudo su」して「root」ユーザ権限で、コマンド操作しようとすると。
キーがいうことを効かなくなっちゃうのです。
それで、しかたなく Ctrl+Alt+F3 でコンソールログインして、本ページの操作を行いました。
グラフィックログインに戻すのは、Ctrl+Alt+F2 です。
4. 更新
「root」ユーザ権限で。
ブラケットペーストモードをオフにしておきます(詳細は、「シェル - bash」の「ブラケットペーストモード」の項をご参照ください)。
vim /etc/inputrc
下記の1行を末尾に加えます。
set enable-bracketed-paste off
データベースの更新。
pacman -Fy
アップグレード。
yes | pacman -Syu
5. インストール
インストールされていないものは、インストールします。
タイル型でオンラインインストールできないものは、「Termite」がない。
その場合、デフォルトで設定されている端末が文字化けするので、この機会に「Termite」もインストールしておきます。
yes | pacman -S dpkg linux-headers numlockx rcs noto-fonts-cjk xorg-fonts-misc vsftpd
6. MigMix
これは、「pacman」のリポジトリには存在しないので、「Ubuntu」のものをインストールします。
「Ubuntu」のものを使うので、「dpkg」でインストールします。
パッケージをダウンロードしてインストール。
curl http://archive.ubuntu.com/ubuntu/pool/universe/f/fonts-migmix/fonts-migmix_20200307-1_all.deb --output /tmp/fonts-migmix_20200307-1_all.deb
dpkg -i /tmp/fonts-migmix_20200307-1_all.deb
7. vim・bash 設定
「vim」に対して、「オートインデント」「行番号を表示」「ビジュアルモードを無効」という設定にします。
「bash」に以下の設定を行います。
・rcs のチェックイン・チェックアウトのデフォルトをロックモードへ
・ls のデフォルトをドットファイル・カラー表示を基本に
・「vi」で「vim」を起動
・上下の矢印キーでコマンド履歴の補完
・プロンプトの形式を「ユーザ名@ホスト名 /カレントディレクトリ > 」へ
mkdir -pv ~/.vim/after/indent
mkdir -pv ~/.vim/after/plugin
sh
cat << 'EOF' >> ~/.vim/after/indent/vim.vim
set autoindent
set number
set mouse-=a
EOF
exit
cp ~/.vim/after/indent/vim.vim ~/.vim/after/plugin/.
sh
cat << 'EOF' >> ~/.bashrc
alias ci='ci -l'
alias co='co -l'
alias ls='ls -a --color'
alias vi='vim'
bind '"\e[A": history-search-backward'
bind '"\e[B": history-search-forward'
export PS1='\u@\h $PWD > '
EOF
exit
source ~/.bashrc
8. ftpd
設定を変更、「ipv4」「local」「writable」にします。
「root」ユーザ権限で。
vi /etc/vsftpd.conf
15、18行の先頭の「#」を削除して、行を生かします。
# Uncomment this to allow local users to log in.
#local_enable=YES
#
# Uncomment this to enable any form of FTP write command.
#write_enable=YES
あと、少し、制限が厳しくなったようで、ディレクトリが見えなかったりします。
末尾に下記の行を加えます。
seccomp_sandbox=NO
allow_writeable_chroot=YES
「ftpd」も「sshd」と同じく、インストールされて、有効化・起動されていないのみです。
設定も、わたしの希望する設定になっているので、特にいじることもありません。
有効化・起動します。
systemctl enable vsftpd
systemctl start vsftpd
もし、「.」で始まるファイル、通常、ドットファイルと呼ばれるものを表示する場合は「/etc/vsftpd.conf」に下記の1行を追加して
force_dot_files=YES
再起動します。
systemctl restart vsftpd
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