C# - よく使うクラス - System.IO - SerialPort

 クラウディア
1. 概要
2. クラス
3. プロパティ

1. 概要

 シリアル通信用のポートを扱うものです。  シリアル通信というと、範囲が広くなりますが、ここでは、それをどういう見方をするかによって、呼称が「com」「RS232C」「Serial」だったり、様々ですが、「Windows」系でいう、いわゆる「com」ポートの扱いについてメモします。  これを扱うクラスとして、「system.IO.Serial」が用意されています。  古くから、コンピュータにかかわっている人には、おなじみのもので、最近(2024年8月5日)の人には、なじみがないものかもしれません。  ただし、信頼性のある通信として、組み込み系等では、未だに現役の通信です。  本ページは、下記のサイトを参考にさせていただきました。
SerialPort クラス (System.IO.Ports) 」
「C#でシリアル通信を行う

2. クラス

 シリアル通信を扱うクラスは。

System.IO.Ports.SerialPort
 になります。

3. プロパティ

 「SerialPort」クラスには、シリアル通信で使うお決まり、定番のプロパティが用意されています。
名 称 意味  備考 
PortName ポート名
BaudRate ボーレート
Parity パリティビット
DataBits データビット長
StopBits ストップビット
Handshake 通信方式
ReadTimeout 受信時タイムアウト値
WriteTimeout 送信時タイムアウト値

 パリティビットは、定数値(enum Parity)が用意されています。

意味  備考 
None なし
Odd 奇数
Even 偶数
Mark 1
Space 0

 ストップビットは、定数値(enum StopBits)が用意されています。

意味  備考 
None なし
One 1
Two 2
OnePointFive 1.5