- 1. 概要
- 2. インストール・設定
- 3. Thunderbird での取り込み
- 4. 日本語フォルダ対応
- 5. 参考サイト
1. 概要
「qmail」からの移行時に注意すべきことがありましたので、記録しておきます。
2. インストール・設定
インストール・設定は。
まず、「qmail」関係のサーバプログラムは、ウィルススキャナやスパムチェックも含めて、すべて止めてから行います。
止めておけば、本章の手順で、ひととおりインストール・設定はできるかと思います。
「qmail」からのユーザの受信メールに関して、ひとつだけ注意しておくならば、念のため。
vi /usr/local/etc/dovecot/conf.d/10-mail.conf
namespace inbox {
# Namespace type: private, shared or public
# There can be only one INBOX, and this setting defines which namespace
# has it.
inbox = yes
# See 15-mailboxes.conf for definitions of special mailboxes.
}
61行と80行の間に、下記の行をいれておきます。
サブフォルダとセパレータの定義です。
separator = .
prefix =
3. Thunderbird での取り込み
電子メールクライアント「MUA(Mail User Agent)」に「Thunderbird」を使っている場合(他の「MUA」は試していない)。
それまでのサブディレクトリが消えてしまったりしてしまいます。
そういう場合は。
アカウントを右クリックして「購読」
取り込めてないフォルダ名が表示されます。
チェックをいれて、「OK」
これで、だいぶ復活するのですが・・・。
まだ、日本語フォルダの中身を取り込めていないんだな・・・。
しょうがないんで、サーバ側で日本語フォルダを英語に変更しています。
4. 日本語フォルダ対応
どうもね。
「dovecot」さんは、「utf-7」しか対応してくれないんです。
なのでしょうがない。
~/Maildir/
の下にある。
日本語のフォルダ名を変更していきます。
~/Maildir/.意見・要望・依頼
ちゅうフォルダがあるんですが。
これは。
~/Maildir/.&YQ+JizD7iYFnGzD7T52YPA-
に「rename」します。
一度、「UTF-8」を「UTF-7」へ変換するプログラムを「python」で組みましたが。
mv .アーカイブ '.&MKIw/DCrMKQw1g-'
としようとして。
mv: rename .アーカイブ to .&MKIw/DCrMKQw1g-: No such file or directory
とエラーになったりする。
「ChatGPT」くんにスクリプトを作ってもらって、一工夫。
(彼は、「FreeBSD」の事情をよく知らなったりするのでね)
#!/usr/local/bin/bash
# 変換対象のファイル名(例:.アーカイブ)
SOURCE="$1"
# ファイルが存在するかチェック
if [ ! -e "$SOURCE" ]; then
echo "エラー: ファイル '$SOURCE' が見つかりません"
exit 1
fi
# Python で UTF-7 にエンコードし、安全なファイル名に変換
TARGET=$(python -c "
import sys
name = sys.argv[1]
utf7 = name.encode('utf-7').decode('ascii')
safe_name = utf7.replace('/', '_')
print(safe_name)
" "$SOURCE")
# 変換結果を表示
echo "'$SOURCE' → '$TARGET'"
# 実行(リネーム)
mv "$SOURCE" "$TARGET"
これを「rename.sh」というファイル名で作成して、実行権限をつけまして。
mkdir .アーカイブ
rename.sh .アーカイブ
'.アーカイブ' → '.+MKIw_DCrMKQw1g-'
てな出力がありまして。
.+MKIw_DCrMKQw1g-
ちゅなディレクトリがでけましたが、果たしてうまくいっとるんじゃろかね?
だめじゃった。
上記の先頭の「.+」のところは、「dovecot」→「Thunderbird」では、「.&」にせなあかん。
なのでまた「rename」じゃがね。
最後は、適当な英語をつけて、後で、日本語化するしかないんかな・・・?
5. 参考サイト
本ページは、「ChatGPT」くんを参考にさせていただきました。
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