1. 概要
「nsd」に関する設定のチェックや操作は、下記のプログラムで行うことができます。
/usr/local/sbin/nsd-checkconf
/usr/local/sbin/nsd-checkzone
/usr/local/sbin/nsd-control
/usr/local/sbin/nsd-control-setup
「nsd-control-setup」は、まだよく知りません。
2. nsd-control 起動・停止
「nsd.conf」の設定で。
remote-control:
control-enable: yes
を設定していれば、「nsd」をコマンド操作することができます。
/usr/local/etc/rc.d/nsd
を通さずに起動・停止ができます。
起動。
nsd-control start
停止。
nsd-control stop
ステータスの確認。
nsd-control status
正常に動作していれば、以下のような表示になります。
version: X.X.XX # ←バージョン番号
verbosity: 0
ratelimit: 200
停止していれば、以下のような表示になります。
error: connect ("IP アドレス"@"ポート番号"): Connection refused
nsd is stopped
3. nsd-control zone の操作
「zone」の状態を見るには。
nsd-control zonestatus [ゾーン名]
ゾーン名を省略すると、管理しているすべてのゾーンを見ることができます。
下記のような表示になります。
zone: zz/aaa.bbb.ccc.in-addr.arpa
state: master
zone: ドメイン名
state: master
「zone」ファイルを更新時は
nsd-control reload [ゾーン名]
ゾーン名を省略すると、すべてのゾーンファイルのシリアル値を見て、更新すべきものは更新します。
4. nsd-checkconf
「nsd」の設定ファイルが、「/path/nsd.conf」にあるとして。
nsd-checkconf /path/nsd.conf
で、設定ファイルの記述内容をチェックすることができます。
上記コマンドの結果、何も出力されなければ、設定は、少なくとも文法的に間違ってはいません。
5. nsd-checkzone
ゾーンをチェックできます。
ドメイン名が「example.com」、ゾーンファイル名が「/etc/nsd/zones/example.com.zone」として。
nsd-checkzone example.com /etc/nsd/zones/example.com.zone
でチェックします。
チェックの結果。
zone example.com is ok
と出力されれば、ゾーンファイルの記述は、少なくとも文法的に間違ってはいません。
逆引きの場合、ゾーンが「1.168.192」、ゾーンファイル名が「/etc/nsd/zones/1.168.192.in-addr.arpa.zone」として。
nsd-checkzone 1.168.192.in-addr.arpa /etc/nsd/zones/1.168.192.in-addr.arpa.zone
でチェックします。
チェックの結果。
zone 1.168.192.in-addr.arpa is ok
と出力されれば、逆引きファイルの記述は、少なくとも文法的に間違ってはいません。
6. 参考サイト
本ページは、「Gemini」くんを参考にさせていただきました。
