dwm - FreeBSD 13.5 RELEASE - 環境構築

 クラウディア
1. 概要
2. インストール
3. SDDM カスタマイズ
4. ユーザ用初期化ファイルの作成
5. ログインマネージャ起動

1. 概要

 下記のデスクトップ環境を構築する手順を記述します。
種 別 リソース・設定  備考 
ホスト Windows11 24H2
仮想環境 VirtualBox 7.1.6
ゲスト FreeBSD 13.5 RELEASE
ログインマネージャ SDDM
仮想システムタイプ BSD
仮想サブタイプ FreeBSD
仮想システムバージョン FreeBSD (64bit)
ハードディスク 180 GB
メモリ 4 GB
CPU 2コア
グラフィックスコントローラ VBoxSVGA 128MB 3D Disable


 ここまでの時点で、システムインストールと「VirtualBox Guest Additions」の設定は終わっているものとします。
 それぞれのインストール・設定に関しては。

	「FreeBSD - デスクトップ環境構築 - 共通事項 - システムインストール」
	「FreeBSD - デスクトップ環境構築 - 共通事項 - VirtualBox Guest Additions」

 をご参照ください。

2. インストール

 「root」ユーザ権限で。

pkg install -y xorg numlockx ja-font-migmix

pkg install -y sddm sddm-freebsd-black-theme cursor-neutral-white-theme

pkg install -y dwm
 バージョンの推移です。 ・2020年12月17日 「Freebsd 12.2 RELEASE」 「dwm-6.2_2」 ・2021年 6月28日 「Freebsd 13.0 RELEASE」 「dwm-6.2_2」 ・2021年12月23日 「Freebsd 12.3 RELEASE」 「dwm-6.2_2」 ・2022年12月13日 「Freebsd 12.4 RELEASE」 「dwm-6.3」 ・2023年 4月15日 「Freebsd 13.2 RELEASE」 「dwm-6.3」 ・2023年12月19日 「Freebsd 14.0 RELEASE」 「dwm-6.4」 ・2024年 3月 8日 「Freebsd 13.3 RELEASE」 「dwm-6.4」 ・2024年 6月10日 「Freebsd 14.1 RELEASE」 「dwm-6.5」 ・2024年10月 1日 「Freebsd 13.4 RELEASE」 「dwm-6.5」 ・2024年12月10日 「Freebsd 14.2 RELEASE」 「dwm-6.5」  2025年3月18日の時点で、「dwm」のバージョンは、下記の通りでした。

$ dwm -v
dwm-6.5

3. SDDM カスタマイズ

 ログイン画面の解像度を「1366x768」とし、キーボードレイアウトを「jp.106」にします。  「root」ユーザ権限で。

sh
cat << 'EOF' >>  /usr/local/share/sddm/scripts/Xsetup

xrandr --output VGA-0 --mode 1366x768 --rate 60
setxkbmap -layout jp
EOF
exit
 ログイン画面のテーマとカーソルを変更します。  そのまま「root」ユーザ権限で。

sddm --example-config > /usr/local/etc/sddm.conf
vi /usr/local/etc/sddm.conf

[Theme]
# Current theme name
Current=breeze

# Cursor size used in the greeter
CursorSize=

# Cursor theme used in the greeter
CursorTheme=breeze_cursors
 を下記へ変更します。

[Theme]
# Current theme name
Current=sddm-freebsd-black-theme

# Cursor size used in the greeter
CursorSize=

# Cursor theme used in the greeter
CursorTheme=Neutral++_White

4. ユーザ用初期化ファイルの作成

 「root」ユーザ権限で。  日本語環境を有効にして、キーボードレイアウトを設定、Num Lock を有効にします。

sh
cat << 'EOF' >> /etc/profile

export LC_ALL=ja_JP.UTF-8
export LANGUAGE=ja_JP.UTF-8
export LANG=ja_JP.UTF-8
EOF

cat << 'EOF' >> /etc/csh.cshrc

setenv LANG             ja_JP.UTF-8
setenv LANGUAGE         ja_JP.UTF-8
setenv LANG             ja_JP.UTF-8
EOF

cat - << EOF >> /usr/share/skel/dot.xsession
#!/bin/sh

VBoxClient-all
setxkbmap -layout jp
numlockx &
EOF
exit

chmod +x /usr/share/skel/dot.xsession
 既存のログインユーザで。

cp /usr/share/skel/dot.xsession ~/.xsession

5. ログインマネージャ起動

 前項までインストール・設定したものを有効にします。  「root」ユーザ権限で。

sysrc dbus_enable=YES
sysrc sddm_enable=YES
 起動。

service dbus start
service sddm start
 うまく設定できていれば、ログイン画面が表示されます。  ユーザ名・パスワードを入力してログインします。
「dwm FreeBSD 13.5」-「ログイン画面」

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