デスクトップ環境の評価 - タイル型

クラウディア 
1. 概要
2. awesome
3. bspwm
4. dwm
5. herbstluftwm
6. i3wm
7. leftwm
8. qtile
9. spectrwm
10. sway
11. xmonad

1. 概要

 タイル型というのは、さわり初めの当初は、なかなかなれなくて使いこなせませんでしたが、最近(2020年9月10日)ある程度、使いこなせるようになってきました。

2. awesome

 あえてカタカナ読みするならば「オーサム」らしい。  ウィキペディアに日本語記事がありますので、「awesome - Wikipedia」でどうぞ。  タイル型でありながら、自前のメニューまで持っている。  メニューの日本語化やアイコン付けは、用意されていないプラットフォームでは、少し苦労しますが、タイル型の中では、比較的使いやすい方だと思います。  本サイトで記述のあるページは、以下になります。  (プラットフォームの個所からリンクで飛べます)
プラットフォームバージョン備考
ArcoLinux22.03.07
FreeBSD12.4
Manjaro20.0
SparkyLinux5.9

3. bspwm

 ウィキペディアに日本語の記事はありません。  英語の記事が、かろうじて、「bspwm - Wikidata」ですが、これもまだ多くの加筆が求められているようです(2020年9月28日)。  比較的、新しいデスクトップ環境であると認識しています。  ちょっと面白いのが、「bspwm」自身のふるまいとキー定義が分けられていることです。  キー定義には、「sxhkd」を使っていて、この「sxhkd」は、他のデスクトップでフックできないキーをぶんどるのに使えるという優れものです。  「bspwm」自体は、フローティングウィンドウの定義がよくわからなくて、わたしにはうまく使えません。  本サイトで記述のあるページは、以下になります。
プラットフォームバージョン備考
ArcoLinux22.03.07
FreeBSD12.4
Garuda Linux211129
Manjaro20.0
SparkyLinux5.12

4. dwm

 ウィキペディアに、日本語の記事がありますので、「dwm (ウィンドウマネージャ) - Wikipedia」をご参照ください。  「Desktop Window Manager - Wikipedia」とお間違えなきように。  「awesome」や「xmonad」の元となっているそうな・・・。  本サイトで記述のあるページは、以下になります。
プラットフォームバージョン備考
ArcoLinux20.11.9
FreeBSD12.4

5. herbstluftwm

 ウィキペディアに日本語の記事はありません。  英語版でも見つけられませんでした。  わたしの認識では、比較的、新しいデスクトップ環境です。  タイル型、特有の軽さです。  フローティングウィンドウの定義に、ワイルドカードが使えないという難はあるものの、カスタマイズしやすい印象です。  ウィンドウタイトルが、日本語の場合、文字化けしてしまうのが残念です。  タイル型の場合、なにもウィンドウを表示していない状態で、ウィンドウを閉じるキー操作を行うと、「tint2」や「Conky」が閉じてしまうのですが、「herbstluftwm」では、「tint2」や「Conky」は、閉じません。  この点、とても優秀です。  本サイトで記述のあるページは、以下になります。
プラットフォームバージョン備考
ArcoLinux22.03.07
antiX22
FreeBSD13.2

6. i3wm

 「i3 (ウィンドウマネージャ) - Wikipedia」に説明があります。  正式名称は「i3 Window Manager」で、「i3」と表記するのが正しいのでしょうが、他の語との誤解を避けるため、「i3-wm」と表記されることが多いようです。  本サイトでは「i3wm」と表記しています。  初版が、2009年3月15日とのことで、比較的古くからあるタイル型デスクトップで、今(2020年11月19日)でも生き残っています。  本サイトで記述のあるページは、以下になります。
プラットフォームバージョン備考
ArcoLinux22.03.07
EndeavourOS22.12
Fedora38
FreeBSD13.2
Garuda Linux211129
Manjaro22.0
SparkyLinux5.9

7. leftwn

 ウィキペディアの記載が、日本語でも英語でも見つけられませんでした(2022年4月25日)。  比較的、新しいタイル型デスクトップ環境ではないかと思われます。  本サイトで記述のあるページは、以下になります。
プラットフォームバージョン備考
ArcoLinux22.03.07
FreeBSD13.2

8. qtile

 ウィキペディアの記載が、日本語でも英語でも見つけられませんでした(2020年10月11日)。  「Python」で書かれているようなのですが、「FreeBSD 11.4 RELEASE」にインストール時、「FreeBSD」で提供する「Python」のモジュールが「qtile」の仕様を満たしたバージョンでないために別途インストールするなど、少し苦労しました。  「Python」を理解している人には、なじみやすいのかもしれません。  本サイトで記述のあるページは、以下になります。
プラットフォームバージョン備考
ArcoLinux22.03.07
FreeBSD12.4
Garuda Linux230305

9. spectrwm

 ウィキペディアに日本語の記事はありません。  英語版でも見つけられませんでした。  わたしの認識では、比較的、新しいデスクトップ環境です。  本サイトで記述のあるページは、以下になります。
プラットフォームバージョン備考
ArcoLinux22.03.07
FreeBSD13.2

10. sway

 ウィキペディアに日本語の記事が、ありました。  「Sway (ウィンドウマネージャ)」をご参照ください。  「Wayland」上で動作する、タイル型のデスクトップ環境です。  「XWayland」ではありますものの、「FreeBSD」で「Wayland」系ではじめて動かすことができました(2022年3月14日)。  本サイトで記述のあるページは、以下になります。
プラットフォームバージョン備考
Fedora38
FreeBSD13.2
Garuda Linux230305
Manjaro22.0

11. xmonad

 「xmonad - Wikipedia」に説明があります。  本デスクトップ、最大の特徴は、「Haskell」という言語で書かれていることでしょう。  定義ファイルも「Haskell」のソースファイルで記述して、コンパイルする必要があります。  古くないデスクトップだと思うのですが、ウィキペディアに記載があるのは、「Haskell」由来であるせいでしょうか。  本サイトで記述のあるページは、以下になります。
プラットフォームバージョン備考
ArcoLinux22.03.07
FreeBSD13.2

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