デスクトップ環境構築 - 共通事項 - タスクマネージャ Conky - 設定ファイル
1. 概要 「Conky」の設定ファイルの置き場所・ファイル名は、環境によっていろいろ変わるようですが。 ~/.conkyrc というものと ~/.config/conky/conky.conf というものとがあります。 バージョン「1.10」「1.11」どちらも、上記どちらでも読みこんでくれるようです。 ただし後者の方が、現時点(2019年11月13日)では正式なもののようです。 「conky-1.11.4」のマニュアルによれば、システム用が ${sysconfdir}/conky/conky.conf で、ログインユーザ用が ~/.config/conky/conky.conf となっています。 システム用が、「${sysconfdir}」の下というのは、とても納得のいく話です。 このシンボルであれば、すべてのプラットフォームに通用します。 2. ファイル指定 どこでも、どんな名前でも対応できるように conky -c [パス/]ファイル名 conky --config=[パス/]ファイル名 上下、どちらかの形式にしておけば、「[パス/]ファイル名」をコンフィグレーションファイルとして読みこんでくれます。 ただし、「~/」のホームディレクトリ指定はできないときがあり、「$HOME/」と書く必要があります。 3. ファイル作成 プラットフォームによって、元ネタが変わってくるので(FreeBSD だと「/usr/local/share/examples/conky/conky.conf」、Linux だと「/etc/conky/conky.conf」)・・・困っていたのですが。 これも、マニュアルを読んで納得しました。 正しくは、 mkdir -pv ~/.config/conky conky --print-config > ~/.config/conky/conky.conf で作成します。 ただし、バージョンもしくは、他の感興によって、「-C」オプションが機能しないことがあります。 その場合は、しかたなくシステムのコンフィグレーションファイルからコピーすることになります。 わたしが実際に試したもので、対応状況を記しておきます。
~/.conkyrc
~/.config/conky/conky.conf
${sysconfdir}/conky/conky.conf
conky -c [パス/]ファイル名 conky --config=[パス/]ファイル名
mkdir -pv ~/.config/conky conky --print-config > ~/.config/conky/conky.conf
「-C」の欄に「○」のついているものは、「-C」「--print-config」オプションが有効です。 「○」でないものは、コンフィグレーションファイルのコピー元を示しています。 (「FreeBSD」は、ディストリビューションでなく、オペレーティングシステムです。 その他のものは、「Linux」のディストリビューションです。)