デスクトップ環境 - 共通事項 - 日本語入力 - Fcitx - GNOME での有効化
- 1. 概要
- 2. 一覧
1. 概要
わざわざ、こんなページを設けるというのは。
「GNOME」は、「IBus」を使いたがるので、「Fcitx」を有効化するのは、非常に困難なのです。
わたしには、設定できないものもあります。
プラットフォームごとに成功した事例を書きたいと思います。
2. 一覧
プラットフォームごとの、「Fcitx」有効化状況です。
プラットフォーム | 状況 | 詳細 | 備考 |
AlmaLinux | ○ | 「CentOS 7」のものをインストールすることで成功。 | 「8.4」で確認 |
antiX | × | インストールしても有効化できず、「IBus」をインストールしなおしました。 | 「19.2」で確認 |
ArcoLinux | ○ | 「19.06.1」で成功、「19.12.15」で失敗、復活しました。 | 「20.07.5」「20.11.9」で確認 |
CentOS | ○ | 「CentOS 7」のものをインストールすることで成功。 | 「8.2」「8.4」で確認 |
EndeavourOS | ○ | 「fcitx5」「fcitx5-mozc」「fcitx5-configtool」をインストール。 | 「2021.08.27」で確認 |
Fedora | ○ | 「IBus」を削除して「fcitx-anthy」をインストール・設定。 | 「32」「33」「34」で確認 |
FreeBSD | ○ | 「fcitx-mozc」をインストール・設定。
「gnome3-3.36」では、「IBus」の無効化が必要。 | 「12.1 RELEASE」 「12.2 RELEASE」で確認 |
Garuda Linux | ○ | 「IBus」削除。「fcitx」をインストール・設定。起動は不要。 | 「208031」で確認 |
Linux Mint | ○ | 「Cinnamon」上で「fcitx-mozc」インストール済のものに
「GMOME」をインストール。「fcitx」は、設定・定義のみ。 | 「20.2」で確認 |
Manjaro | ○ | 「fcitx-mozc」をインストール・設定。 | 「19.0」~「21.0」で確認 |
MX Linux | ○ | 「fcitx-mozc」をインストール・設定。
「MX Package Installer」を使用 | 「19.1」「21」で確認 |
openSUSE | ○ | 「IBus」削除。「fcitx」をインストール。設定なし。 | 「15.3」で確認 |
Rocky Linux | ○ | 「CentOS 7」のものをインストールすることで成功。 | 「8.4」で確認 |
Solus | ○ | 「4.2」から「fcitx-mozc」のパッケージが存在。 | 「4.1」まで NG 「4.2」で OK |
SparkyLinux | ○ | 「設定」でキーボードを日本語にするだけで、有効化されました。 | |
Ubuntu | ○ | 「IBus」を削除して「fcitx-mozc」をインストール。 | 「19.10」「20.04」「20.10」「21.04」で確認 |
Void Linux | ○ | 「fcitx5」「fcitx5-configtool」「fcitx5-mozc」「fcitx5-qt5」をインストール。 ただし、付属の端末エミュレータでは、機能しない。 |
「20210218」で確認 |
Zorin OS | ○ | 「IBus」を削除して「fcitx-mozc」をインストール。 | 「15.3」で確認 |
「FreeBSD 12.2 RELEASE」「GNOME 3.36.0」は、「IBus」を無効化するのに、無茶な設定が必要です。
「IBus」自体をアンインストールすると「GNOME」「GDM」自体が起動しなくなるので・・・。
「Solved - Gnome3, how to disable ibus-daemon? | The FreeBSD Forums」を参考に。
「root」ユーザで
rm /usr/local/etc/xdg/autostart/ibus.desktop
mv /usr/local/bin/ibus-daemon /usr/local/bin/ibus-daemon.bak
とした上で、再起動します。
「Manjaro」は、「18.1」まで、うまく設定できていなかったのですが、「19.0」で初めて成功しました。
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