デスクトップ環境 - 共通事項 - フォント - lxappearance
1. 概要 さて、インストールしたフォントを、デスクトップで使用するフォントのデフォルトとして設定しますが。 一般的なデスクトップ・・・、一般的というのも語弊があります。 ここの定義では、逆に一般的でないものを、タイル型だったり、「Fluxbox」や「Openbox」のようなオールドスタイルのものと定義します。 一般的なデスクトップでは、フォントを設定するようなアプリケーションがバンドルされていて、そのアプリケーションで設定します。 ところが一般的でないデスクトップでは、定義ファイル等でフォント設定を行うのですが・・・。 メニューやパネルあたりまでは、定義ファイルの設定が反映されますが、それ以外のアプリケーションにはフォント設定が反映されません。 どこかにその定義ファイルがあるはずなのですが、それを探すのも難儀です。 それを設定してくれるのが、「lxappearance」というプログラムになります。 「lxappearance」は、その名の通り、「LXDE」由来のプログラムのようですが、他のデスクトップにもその設定は有効です。 2. インストール インストールされていない場合は、明示的にインストールする必要があります。 たいていのプラットフォームには、パッケージが存在し、パッケージ名も「lxappearance」で間違いありません。 3. メニューへの組み込み 「lxappearance」は、組み込んでも「LXDE」「LXQt」以外では、めったにメニューへ表示されません。 メニューへ表示するようにするには、「root」ユーザで 「FreeBSD」 vi /usr/local/share/applications/lxappearance.desktop 「Linux」 vi /usr/share/applications/lxappearance.desktop 行番号はまちまちだったりしますが(下記は「MX Linux 19.3 Fluxbox」のもの、「NotShowIn」の内容もまちまちです) NotShowIn=GNOME;KDE;XFCE;MATE; の行をコメントアウトします。 4. 設定 以下の画像は、「MX Linux 19.3 Fluxbox」のものです。 メニューから 「設定」→「ルックアンドフィールを設定」
vi /usr/local/share/applications/lxappearance.desktop
vi /usr/share/applications/lxappearance.desktop
NotShowIn=GNOME;KDE;XFCE;MATE;
「ウィジェット」タブの右下「デフォルトのフォント」
「ファミリ」「スタイル」「サイズ」を選択して 「OK」
この時点で、このプログラムの見た目は変わります。 「適用」して終了します。