1. 概要
以下、「jgmenu」の設定に関して・・・。
インストールに関しては、「インストール」のページをご参照ください。
2. 定義作成
以下、ログインユーザで。
下記のコマンドで、コンフィグレーションファイルを作成します。
jgmenu_run init
下記のファイルが、「jgmenu」のコンフィグレーションファイルになります。
~/.config/jgmenu/jgmenurc
通常は、デフォルトの表示位置が、左下で、コンフィグレーションファイルは、すべてコメントアウトされています。
3. 表示位置
# menu_margin_x = 0
# menu_margin_y = 0
# menu_width = 200
# menu_height_min = 0
# menu_height_max = 0
# menu_height_mode = static
# menu_padding_top = 5
# menu_padding_right = 5
# menu_padding_bottom = 5
# menu_padding_left = 5
# menu_radius = 1
# menu_border = 0
# menu_halign = left
# menu_valign = bottom
のあたりをいじります。
27、28行で、表示位置をデスクトップ上、四隅のどの位置に表示するかを決めます。
15~16、21~24行で、基点からの相対位置を決めます。
左上に表示して、上にバーがある場合。
menu_margin_x = 10
menu_margin_y = 30
menu_valign = top
てな感じで調整します。
4. フォント
フォント変更は(あくまでも、わたしの好みだってば)。
# item_height = 25
# item_padding_x = 4
# item_radius = 1
# item_border = 0
# item_halign = left
# sep_height = 5
# sep_halign = left
# sep_markup =
# font =
フォントにも影響されますが、項目間がわたしには、広すぎるので
item_height = 23
フォント自体の設定(あくまでも、わたしの好みだってば)。
font = MigMix 1M 12.5px
サイズを省略すると、「14px」程度で表示されます。
わたしは、「14px」だといささか大きく感じますので、「12~13px」の範囲で調整します。
5. 項目名
デフォルトでは、メニューに表示する項目名が、だらだらと長い。
これは、
/usr/local/share/applications/*.desktop ← FreeBSD
/usr/share/applications/*.desktop ← Linux
の(例は、「obconf-qt.desktop」)
[Desktop Entry]
Type=Application
Name=Openbox Settings
GenericName=Window Manager Settings
Comment=Configure the Openbox window manager
Exec=obconf-qt
「Name」と「GenericName」を
Name (GenericName)
の形式で表示しているからです。
もちろん、日本語であれば、「Name[ja]」「GenericName[ja]」ですが。
これを名称のみにするには
# csv_name_format = %n (%g)
を下記へ変更します。
csv_name_format = %n
6. 追加
「jgmenu」が自動で作成するメニューに、「.csv」ファイルを記述することで、手動でメニューを追加することができます。
「.csv」ファイル名は、下記のようになっており、上が自動メニューの前に表示、下が自動メニューの後に表示されます。
~/.config/jgmenu/prepend.csv
~/.config/jgmenu/append.csv
例えば、末尾に「ログアウト」「再起動」「シャットダウン」のメニューを追加するのであれば
vi ~/.config/jgmenu/append.csv
下記のように記述します。
^sep()
ログアウト,pkill セッション名,system-log-out
再起動,/sbin/reboot,system-reboot
シャットダウン,/sbin/poweroff,system-shutdown
1行目は、セパレータで区切っています。
以降の形式は、下記のようになっています。
項目テキスト,コマンド,アイコン
行頭に「#」をいれれば、コメント行として扱ってくれるようです。
ちなみに「ArcoLinux 20.11.9 IceWM」では、下記の表示に追加した結果