FreeBSD - デスクトップ環境構築 - 共通事項 - VirtualBox Guest Additions - VBoxClient-all
- 1. 概要
- 2. ログインスクリプトへの組み込み
- 3. GNOME
- 4. awesome
1. 概要
前ページで、「virtualbox-ose-additions」とサービスの起動について記述しています。
「virtualbox-ose-additions」インストールと同時に
/usr/local/bin/VBoxClient-all
というファイルが作成されます。
実行可能なスクリプトファイルで、クライアント用のデスクトップ環境で動作させておくべきプログラムを起動しています。
これを実行しておかないと、「VirtualBox」のホスト・ゲスト間でクリップボードの共有や、ドラッグ&ドロップの機能を使うことができません。
多くの「Linux」ディストリビューションでは、「VirtualBox Guest Additions」インストール時に、「VBoxClient-all」の自動実行も同時に設定されます。
「FreeBSD」にインストールする、多くのデスクトップ環境では、明示的に起動させるようにしなければなりません。
ここでは、わたしの使用している自動起動の方法について述べます。
(ここに記述している以外の方法もあります)
2. ログインスクリプトへの組み込み
多くのデスクトップでは、ログインスクリプトに組み込みます。
ログインスクリプトに組み込む際は、ログインマネージャごとにファイルが異なります。
(「自動起動 - ArchWiki」に詳しく載っています)
| マネージャ | ファイル | 備考 |
| LightDM | ~/.xinitrc | |
| Slim | |
| SDDM | ~/.xsession | |
スクリプトに組み込む際は、デスクトッププログラムを記述しているタイプであれば、それより前に記述します。
「xrandr」のような、グラフィック等に影響のあるプログラムをスクリプトで起動している場合は、「VBoxClient-all」の記述の後で起動するようにします。
3. GNOME
「GNOME」では、今までの経験上、「VirtualBox Guest Additions」をインストールした上に、「GNOME」のインストールを行うと、自動起動も同時に設定されます。
(「GNOME」のログインマネージャは、「GDM」)
「GNOME」の場合は
/usr/local/etc/xdg/autostart/vboxclient.desktop
というファイルが作成されて、これにより起動を行います。
4. awesome
「awesome」では
~/.config/awesome/rc.lua
に
-- Autostart applications
awful.spawn.with_shell("~/.config/awesome/autostart.sh")
という、実行可能な
~/.config/awesome/autostart.sh
というシェスクリプトをログイン時に実行するように定義しており、中に
#!/bin/sh
・・・ 略 ・・・
/usr/local/bin/VBoxClient-all
という記述をすることによって「VBoxClient-all」を実行しています。
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