FreeBSD - デスクトップ共通 - システムインストール - FreeBSD 14.3 RELEASE - ports


 クラウディア


1. 概要
2. git インストール
4. リポジトリ取得
4. perl5 アップグレード
5. 設定

1. 概要

 通常は、デスクトップ環境を構築する場合は、「ports」は扱わないのですが、「FreeBSD 12.3 RELEASE」で、「vscode」が「pkg」に存在しないことがあって。  かろうじて、「ports」には存在するようなので、「ports」の環境を整えました。  一応、今回も環境だけは整えておこうかと思います。  以下の作業はすべて、「root」ユーザ権限で行います。

2. git インストール

 以前の「ports」は、「Subversion」で管理されていましたが、現在(2021年12月20日)の「ports」は、「git」で管理されています。  まずは、「git」をインストールします。

pkg install -y git

3. リポジトリ取得

 リポジトリを取得します。

git clone --depth 1 https://git.FreeBSD.org/ports.git /usr/ports

4. perl5 アップグレード

 いつもは、すぐに次の項に移るのですが・・・。  前の方の作業で、「perl5 36」がインストールされています。  以降の作業で、「perl5 40」が必要になりますので、アップグレードします。  まずは、「ports」の環境を整えます。  「make」のコンフィグレーションファイルを、コピーして編集します。

cp /usr/share/examples/etc/make.conf /etc/make.conf
chmod 644 /etc/make.conf
vi  /etc/make.conf
 今回、「FreeBSD 14.3 RELEASE」では、2025年6月11日の時点では、デフォルトで、「perl5 5.36」インストールされるのですが。  この後の作業で、「autoconf」をインストールする際、「perl5 5.40」が必要になるので、あらかじめ記述しておきます。

DEFAULT_VERSIONS+=perl5=5.40
 「git」でインストールされた「perl5.36」をアンインストールしておきます。

pkg remove -y perl5

pkg remove -y perl5.40
 このとき、「git」も削除されるので、本項の後、「git」をインストールする必要があります。

cd /usr/ports/lang/perl5.40

make config
 オプションをそのままにしておきます。

make NO_DIALOG=yes

make reinstall
 この後、「git」を同じ要領で、「ports」でインストールしておきます。  「git」は、下記の場所にあります。

/usr/ports/devel/git

5. 設定

 「ports」に関連するパッケージをインストールします。

cd /usr/ports/ports-mgmt/portupgrade

make config
 オプションは、デフォルトのままにしておきます。

make NO_DIALOG=yes

make reinstall
 「ports」を最新に保つために、「Makefile」を作成しておきます。

vi ~/Makefile
 下記を記述します。

ports:
	git -C /usr/ports pull
	portsdb -Fu
	portversion -v
	portversion -v | grep '<'
 (コピペすると TAB がスペースになったりします、作成後、「/root/Makefile」を編集して、2行目以降の行頭に TAB をいれてください)  これで、「root」ユーザが、ホームディレクトリで。

make
 することで、「ports」のリポジトリをアップデートします。

earthcar(アースカー)
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