- 1. 概要
- 2. 出力先
- 3. レベル
1. 概要
「Rspamd」のログの設定について、メモします。
2. 出力先
「rspamd」のログは、デフォルトで、下記へ出力されます。
/var/log/rspamd/rspamd.log
メールのログと同じファイルへ出力したい場合は。
vi /usr/local/etc/rspamd/local.d/logging.inc
(「/usr/local/etc/rspamd/logging.inc」という既存のファイルがありますが、それではなく、新規にファイルを作成します)
下記を記述します。
type = "syslog";
facility = "mail";
3. レベル
通常、ログは、インフォメーションのレベルで出力されますが、やたら多い場合は、抑制したりできます。
下記のように記述します。
level = "level";
レベルは、次の意味を持ちます。
| レベル | 出 力 内 容 | 備 考 |
| error | 重要なエラーのみを記録 | |
| warning | エラーと警告 | 異常の可能性 |
| notice | 重要な通知のみログに記録 | |
| info | デバッグ以外のメッセージをすべて記録(デフォルト) | マップ更新ログもここ |
| silent | 起動時に「info」、起動後「notice」 | |
| debug | 非常に詳細なデバッグ情報 | 通常は開発用 |
何か問題があったときに、特定のモジュールのみ、レベルを「debug」にしたりできます。
「ClamAV」に関するログをデバックレベルにするには、下記のように記述します。
debug_modules = [ "clamav" ];
「Rspamd」は、「lua」の文法で、「[]」の中は、カンマで区切って、「""」で挟みつつ、複数列挙できます。
主なモジュールをあげておきます。
| モジュール名 | 用途 | 備考 |
| cfg | 設定ファイル読み込み | |
| main | メインプロセス | |
| map | マップの取得や更新 | |
| milter | Lua スクリプト実行系 | |
| monitored | ホストの可用性チェック | |
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