メールサーバ(postfix)- 接続許可・拒否 - ドメイン許可・拒否


クラウディア 


1. 概要
2. 設定
3. 参考サイト

1. 概要

 前の方で、「ipfilter」という設定について、記述しています。  「ipfilter」は、「IP」アドレスによって、接続を許可・拒否するわけですが・・・。  ここでは、「email」アドレス、またはドメインによって、許可、拒否を行います。  本ページは、すべて、「root」ユーザ権限で。

2. 設定

 定義ファイルを作成します。

vi /usr/local/etc/postfix/sender_access
 拒否アドレスとして、下記のような記述を行います。

some@example.com     REJECT
example.net          REJECT
 「email」アドレスやドメイン自体を書いて、「REJECT」で拒否するわけです。  「REJECT」を「OK」と書けば、許可アドレスを記述することになります。  簡易的に、ワイルドカードもどきが掛けまして。

.jiuqiong.cn         REJECT
 と書けば、末尾が「.jiuqiong.cn」となる、すべてのドメインを受信拒否することになります。  ただし、下記のようにトップレベルドメインのみ記述は、意味がないそうで・・・。  最低でも、サブドメインをひとつ記述する必要があるようです。

.cn                  REJECT
 ハッシュ化します。

postmap /usr/local/etc/postfix/sender_access

vi /usr/local/etc/postfix/main.cf
 「smtpd_client_restrictions」の記述の後あたりに、下記を記述します。

smtpd_sender_restrictions =
    check_sender_access hash:/usr/local/etc/postfix/sender_access,
    reject_unknown_sender_domain
 文法チェックして、再起動。

postfix check

service postfix reload

3. 参考サイト

 本ページは、下記のサイトおよび「ChatGPT」くんを参考にさせていただきました。
Postfix メールサーバーの受信拒否リストで REJECT と DISCARD の違い

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