1. 概要
「IPv6」で、「ping」を打つには、どうしたらいいのか。
「ping」自体の説明については、「ping - Wikipedia」をご参照ください。
本ページは、下記のサイトを参考にさせていただきました。
「ping6」
「IPv6の概要:Windows管理者のための IPv6 入門」
2. Unix/Linux
「Unix」「Liunx」では、「ping」の代わりに「ping6」を使います。
「FreeBSD」と「Ubuntu」でしか、確認できておりませんが。
「FreeBSD 14.1-RELEASE」でやってみます。
$ ping6 -c 4 ::1
PING(56=40+8+8 bytes) ::1 --> ::1
16 bytes from ::1, icmp_seq=0 hlim=64 time=0.070 ms
16 bytes from ::1, icmp_seq=1 hlim=64 time=0.055 ms
16 bytes from ::1, icmp_seq=2 hlim=64 time=0.063 ms
16 bytes from ::1, icmp_seq=3 hlim=64 time=0.058 ms
--- ::1 ping statistics ---
4 packets transmitted, 4 packets received, 0.0% packet loss
round-trip min/avg/max/stddev = 0.055/0.061/0.070/0.005 ms
気になったので、「ping」と比較してみますと。
$ ping -c 4 127.0.0.1
PING 127.0.0.1 (127.0.0.1): 56 data bytes
64 bytes from 127.0.0.1: icmp_seq=0 ttl=64 time=0.241 ms
64 bytes from 127.0.0.1: icmp_seq=1 ttl=64 time=0.401 ms
64 bytes from 127.0.0.1: icmp_seq=2 ttl=64 time=1.066 ms
64 bytes from 127.0.0.1: icmp_seq=3 ttl=64 time=0.240 ms
--- 127.0.0.1 ping statistics ---
4 packets transmitted, 4 packets received, 0.0% packet loss
round-trip min/avg/max/stddev = 0.240/0.487/1.066/0.341 ms
そもそも、デフォルトでのバイト数が異なりますが、時間が 1桁、異なるようです。
3. Windows
「Windows」の場合、「ping」の相手に、「IPv6」のアドレスを指定することで、「IPv6」で「ping」を行うことができます。
「Windows11 23H2」でやってみます。
C:\Windows\System32>ping ::1
::1 に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
::1 からの応答: 時間 <1ms
::1 からの応答: 時間 <1ms
::1 からの応答: 時間 <1ms
::1 からの応答: 時間 <1ms
::1 の ping 統計:
パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
最小 = 0ms、最大 = 0ms、平均 = 0ms
前項と同様に、「IPv4」と比較しようとしたのですが、まるめられちゃうので、わかんねぇでやんの。
C:\Windows\System32>ping 127.0.0.1
127.0.0.1 に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
127.0.0.1 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=128
127.0.0.1 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=128
127.0.0.1 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=128
127.0.0.1 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=128
127.0.0.1 の ping 統計:
パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
最小 = 0ms、最大 = 0ms、平均 = 0ms