セキュリティ対策 - ウィルススキャナー ClamAV - clamav-0.100.2

クラウディア 
1. 概要
2. 警告
3. 対応

1. 概要

 「clamav-0.100.2」で、突如出始めた警告の話。

2. 警告

 突如出始めたような気がします。  「clamav-freshclam」「clamav-clamd」ともに起動時に警告が表示されるのです。

$ service clamav-freshclam restart
Stopping clamav_freshclam.
Starting clamav_freshclam.
WARNING: Ignoring deprecated option AllowSupplementaryGroups at line 60
$ service clamav-clamd restart
Stopping clamav_clamd.
Waiting for PIDS: 93109.
Starting clamav_clamd.
WARNING: Ignoring deprecated option AllowSupplementaryGroups at line 199
 調べてみると「№3130 Clam Antivirus にてエラー? - Web Patio - CentOS で自宅サーバー構築」にそういう記事がありました。  「CentOS」の記事ですが、「clamav」で同じ現象が発生していたのですね。2018年7月のことだそうな。  「FreeBSD」は「Linux」に比べるとリリースが遅れちゃいますから。  リリースノートには「Deprecation of the AllowSupplementaryGroups parameter statement in clamd, clamav-milter, and freshclam. Use of supplementary is now in effect by default.」と書いてあるそうな。  エキサイトで翻訳にかけてみると「clamd、clamav-産卵期の雄魚およびfreshclamのAllowSupplementaryGroupsパラメータステートメントの抗議。補充物の使用は実際にはデフォルトで現在ある。」うふふ、笑えますね。  意味は?  初期に有効であったパラメータに対する警告?  たぶん、今はパラメータに関わらず、有効なのでこのパラメータは意味ないじゃんと言っているのかしら?

3. 対応

 このオプション。  つけても意味なくて、警告が表示されるだけのようなので、コメントアウトしちゃいますか。  メッセージに行番号まで出ちゃっているので簡単ですね。

/usr/local/etc/freshclam.conf
 は

# Initialize supplementary group access (freshclam must be started by root).
# Default: no
AllowSupplementaryGroups yes

/usr/local/etc/clamd.conf
 は

# Initialize supplementary group access (clamd must be started by root).
# Default: no
AllowSupplementaryGroups yes
 それぞれの対象行をコメントアウトします。  それで再起動してみますと。

$ service clamav-freshclam restart
Stopping clamav_freshclam.
Starting clamav_freshclam.
$ service clamav-clamd restart
Stopping clamav_clamd.
Waiting for PIDS: 93675.
Starting clamav_clamd.
 警告は表示されなくなりました。