メールサーバ - procmail - スパム・詐称メールを転送する


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1. 概要
2. スパムメールを転送する
3. 詐称メールを転送する
4. 転送しつつ自分も受信

1. 概要

 スパムメール、詐称メールを転送する設定について記述します。

2. スパムメールを転送する

 「SpamAssassin」を使用している場合、わたしは、スパムとみなしたメール受信専用のユーザをつくっておいてそこに集めるようにしています。  誤認識する場合もあるので、その受信専用ユーザのメールをときどきチェックしています。

:0
* ^X-Spam-Flag: YES
! 転送先メールアドレス
 と記述します。  「SpamAssassin」 でスパムと判断したメールには、ヘッダに「X-Spam-Flag: YES」という行があるのです。

3. 詐称メールを転送する

 よく「docomo.ne.jp」「ezweb.ne.jp」「softbank.ne.jp」「yahoo.co.jp」「gmail.com」を名乗ったスパムメールが来ます。  スパムと判定されないこともありますが、これを転送するようにします。  この手のメールは、From のアドレスと Return-Path のアドレスが違っているのです。

:0
* ^From:.*@docomo\.ne\.jp
* ! ^Return-Path:.*docomo\.ne\.jp>
! 転送先メールアドレス
 これは、「From」が「docomo.ne.jp」で「Return-Path」が「docomo.ne.jp」でなければ、転送するという設定です。  ただし、これご注意ください。  わかっていて、メールの送信者と受信者を変えている場合があります。  すべてこの設定を行うと受信したいメールが転送されてしまうことになります。

4. 転送しつつ自分も受信

 特に拒否するメールではないですが、仕事関係のメールで、携帯アドレスにも転送したい場合があります。  転送しつつ、元のメールアドレスでも受信するには。

:0 c
* 条件
! 転送先メールアドレス
 と先頭行を「:0 c」とすることで、元のアドレスでも受信します。