メールサーバ - procmail - スパム・詐称メールを転送する

クラウディア 
1. スパムメールを転送する
2. 詐称メールを転送する
3. 転送しつつ自分も受信

1. スパムメールを転送する

 SpamAssassin を使用している場合、わたしは、スパムとみなしたメール受信専用のユーザをつくっておいてそこに集めるようにしています。  誤認識する場合もあるので、その受信専用ユーザのメールをときどきチェックしています。

:0
* ^X-Spam-Flag: YES
! 転送先メールアドレス
 と記述します。  SpamAssassin でスパムと判断したメールにはヘッダに「X-Spam-Flag: YES」という行があるのです。

2. 詐称メールを転送する

 よく「docomo.ne.jp」「ezweb.ne.jp」「softbank.ne.jp」「yahoo.co.jp」「gmail.com」を名乗ったスパムメールが来ます。  スパムと判定されないこともありますが、これを転送するようにします。  この手のメールは、From のアドレスと Return-Path のアドレスが違っているのです。

:0
* ^From:.*@docomo\.ne\.jp
* ! ^Return-Path:.*docomo\.ne\.jp>
! 転送先メールアドレス
 これは From が「docomo.ne.jp」で Return-Path が「docomo.ne.jp」でなければ、転送するという設定です。  ただし、これご注意ください。  わかっていて、メールの送信者と受信者を変えている場合があります。  すべてこの設定を行うと受信したいメールが転送されてしまうことになります。

3. 転送しつつ自分も受信

 特に拒否するメールではないですが、仕事関係のメールで、携帯アドレスにも転送したい場合があります。  転送しつつ、元のメールアドレスでも受信するには

:0 c
* 条件
! 転送先メールアドレス
 と先頭行を「:0 c」とすることで、元のアドレスでも受信します。