システムアップデート - freebsd-update - 32ビット 10.3 を 64ビット 11.1 へ移植 - 概要
- 1. 前提条件
- 2. それぞれの環境
1. 前提条件
これは freebsd-update でなく、別のマシンへの移植なのです。
現在 FreeBSD 10.3 RELEASE で稼働しているマシンがあるのですが、2018年4月18日にサポートが切れてしまうのです。
FreeBSD 9.3 RELEASE あたりまでは、サポート外となったものでも、ports をインストールすることができましたが、現在は、ports 自体が機能しなくなったりするので、やむなくバージョンアップすることになりました。
単純にバージョンアップしたかったのですが、稼働中のマシンはストレージがへたっており、ちょくちょくエラーが発生しています。
fsck でも回復不能な状態ですので、ハードウェア自体を変えるというか別のマシンへ移植することにしました。
移植先のマシンのハード構成やアーキテクチャが同じであれば、移植先のマシンに OS をインストールしてあとは、移植元のマシンの中身をほぼまるごと tar で固めて移植先へ展開するという手もあります。
ところが移植元と先のマシンのアーキテクチャが異なるためバイナリイメージをそのまま持っていくと動作しないことが十分考えられるので、少しずつ移植していくこととします。
今後、同じようなことがあったときに迷わないように。
また、失敗したときに何が失敗だったのかを解析するために、自分用として残しておく記録です。
2. それぞれの環境
移植元・先のマシンのスペック等を記録しておきます。
項目 | 移植元 | 移植先 |
CPU | Celeron E7300 Dual Core 2.66 GHz 32bit | i5-3320M 2Core 4Thread 2.60 GHz 64bit |
メモリ | 2GB | 4GB |
ストレージ | 128GB GPT ufs boot | 256GB GPT ufs boot |
OS | FreeBSD 10.3 RELEASE | FreeBSD 11.1 RELEASE |
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