メンテナンス・トラブルシュート - boot 時のトラブル - /boot/loader.conf 記述ミス
1. 現象 実は、前項の手順実行時に /boot/loader.conf を書き誤ってしまい、起動できなくなってしまいました。 この状態から回復する方法を記述します。 /boot/loader.conf に vfs.zfs.prefetch_disable=1 vfs.zfs.arc_max="100M" vm.kmem_size="512M" vm_kmem_size_max="512M" と書くべきところ、誤って vfs.zfs.prefetch_disable=1 vfs.zfs.arc_max="100M" vm.kmem_size="512" vm_kmem_size_max="512" と書いてしまったのです。kernel に 512バイトしかなきゃそれは起動できんわな・・・。 2. 対策 こういう場合、loader 起動時に loader の設定を変えます。
/boot/loader.conf
vfs.zfs.prefetch_disable=1 vfs.zfs.arc_max="100M" vm.kmem_size="512M" vm_kmem_size_max="512M"
vfs.zfs.prefetch_disable=1 vfs.zfs.arc_max="100M" vm.kmem_size="512" vm_kmem_size_max="512"
の画面(バージョンにより微妙に絵や打つべき番号が違ったりすることもありますが、)で 「Escape to loader prompt」を選択します(この場合は [3] を押下)。
ここで現在の「loader.conf」の設定をなしにして起動します。 unset vm.kmem_size unset vm.kmem_size_max unload load /boot/kernel/kernel boot-conf これで起動できますので、落ち着いて、「/boot/loader.conf」の値を修正して再起動します。 気を付けなければならないのは、この時点で、「keymap」が 「jp.106」ではないことです。 普段使っている 「JIS」配列ではないので [_] の字は [ろ]のキーのところをシフトして押してもだめです。 [ほ]のキーをシフトして押下してください。
unset vm.kmem_size unset vm.kmem_size_max unload load /boot/kernel/kernel boot-conf