ハードウェア - マウント - USB(exFAT)


クラウディア 


1. 概要
2. インストール
3. カーネルモジュール
5. 参考サイト

1. 概要

 「USB(exFAT)」でフォーマットされた、「USB」メモリをマウントします。  「MAC」のマシンとやりとりすることのある「USB」メモリは、「exFAT」でフォーマットしています。  以下、「FreeBSD 14.2 RELEASE」での操作です。  すべて、「root」ユーザ権限で。  「USB」が有効になっているかどうかの確認は、前ページと同様です。  と、言いますか、「FreeBSD 14.2 RELEASE」であれば、たいてい、「USB」は有効になっているいるはずです。

2. インストール

 パッケージをインストールします。  「pkg」であれば、下記でインストール。

pkg install -y fusefs-exfat
 「ports」でインストールするならば。

cd /usr/ports/filesystems/exfat
 オプションは、ありません。

make NO_DIALOG=yes

make install

3. カーネルモジュール

 カーネルのモジュールをロードします。  これは、「NTFS」のときと同じになります。  テンポラリにロードするならば。

kldload fusefs
 「/boot/loader.conf」に書くなら、以下の行を追加します。(未確認)

fusefs_load="YES"
 「/etc/rc.conf」に書くなら、以下の行を追加します。(未確認)

fusefs_enable="YES"
 カーネルのロード状況を確認するには。

kldstat
 結果に。

Id Refs Address                Size Name
 1  100 0xffffffff80200000  1f3c6c0 kernel

・・・	略	・・・

26    1 0xffffffff83cfe000    12e18 fusefs.ko
 最下行の表示があれば(位置や数字は、環境により異なる)、ロードできています。

4. マウント

 「FreeBSD 11.1 RELEASE」のときに、「USB」メモリをぶっさしたら、コンソールと「/var/log/message」に以下が出力されました。

Jun 21 18:02:42 nt kernel: usb_msc_auto_quirk: UQ_MSC_NO_GETMAXLUN set for USB mass storage device I-O DATA DEVICE, INC. I-O DATA SSPM-US (0x04bb:0x0191)
Jun 21 18:02:42 nt kernel: usb_msc_auto_quirk: UQ_MSC_NO_PREVENT_ALLOW set for USB mass storage device I-O DATA DEVICE, INC. I-O DATA SSPM-US (0x04bb:0x0191)
Jun 21 18:02:42 nt kernel: ugen0.5: <I-O DATA DEVICE, INC. I-O DATA SSPM-US> at usbus0
Jun 21 18:02:42 nt kernel: umass0 on uhub0
Jun 21 18:02:42 nt kernel: umass0: <I-O DATA DEVICE, INC. I-O DATA SSPM-US, class 0/0, rev 3.20/1.10, addr 4> on usbus0
Jun 21 18:02:42 nt kernel: umass0:  SCSI over Bulk-Only; quirks = 0x8100
Jun 21 18:02:42 nt kernel: umass0:2:0: Attached to scbus2
Jun 21 18:02:42 nt kernel: da0 at umass-sim0 bus 0 scbus2 target 0 lun 0
Jun 21 18:02:42 nt kernel: da0: <I-O DATA SSPM-US PMAP> Fixed Direct Access SPC-4 SCSI device
Jun 21 18:02:42 nt kernel: da0: Serial Number 0708396024A08C05
Jun 21 18:02:42 nt kernel: da0: 400.000MB/s transfers
Jun 21 18:02:42 nt kernel: da0: 953869MB (1953525168 512 byte sectors)
Jun 21 18:02:42 nt kernel: da0: quirks=0x2<NO_6_BYTE>
 6行目でデバイス名が「da0」らしいことが分かります。  確認してみます。

$ ls /dev/da0*
/dev/da0  /dev/da0p1  /dev/da0p2

$ gpart show da0
=>        34  1953525101  da0  GPT  (932G)
          34       32734    1  ms-reserved  (16M)
       32768  1953490944    2  ms-basic-data  (931G)
  1953523712        1423       - free -  (712K)
 実際にマウントするのは「/dev/da0p2」になります。  マウント。

mount.exfat -o rw /dev/da0p2 /mnt
 エラーも警告もなく次の行になれば、マウント成功です。

FUSE exfat 1.4.0 (libfuse2)
 満足してアンマウントして USB メモリをはずします。

umount /mnt

5. 参考サイト

 本ページは、下記のサイトを参考にさせていただきました。
FreeBSD で exFAT の HDD を使う

earthcar(アースカー)
JETBOY