5. 大文字/小文字の区別について

 
5.1 能書き 5.2 OS 5.3 コンピュータ言語 5.4 データベース 5.5 インターネット

5.1 能書き

 コンピュータの世界はごく浅い歴史(100年を経過してなきゃ浅い)しか持っていないので、ルールがまちまちなことがあって戸惑ってしまうことが結構あります。  そのひとつが、英字の大文字を区別するのかしないのかということで、これを案外知らない人が多いし、新人教育の際に話すことも多くあります。  簡単な説明を備忘録として残しておきます。

5.2 OS

 OS上での区別は、わたしの知っている範囲では下記の通りです。TRON は存じません。
分類 OS 備考
区別あり UNIX系列(FreeBSD、Solaris、Linux...)
区別なし Windows系列、VAX/VMS VAX/VMSを今、知っている人は少ないでしょうね。
オプション MacOS ドライブ/ファイル名を区別するかどうかオプションで指定できるそうです。
コマンドについてはよくわかりません。

5.3 コンピュータ言語

 これが初心者を悩ませるわけです。あ、老婆心ながら文字列データは当然のように区別があります。
分類 言語 備考
区別あり C、Java
区別なし FORTRAN、Basic

5.4 データベース

 SQL の文法およびテーブル名、列名等は大文字/小文字の区別がありません。  もちろん、CHAR型、VARCHAR型の内部のデータは大文字/小文字の区別があります。  ユーザ名/パスワードが微妙なところで、通常は大文字/小文字の区別があるものと考えた方が間違いありません。  ただし、Oracle では大文字/小文字の区別がないようにすることができます(デフォルトがどちらなのかは調べていません)。

5.5 インターネット

 WEB の URL は大文字/小文字を区別しません。確か、ドメイン名も大文字/小文字を区別しません。試しにブラウザでアクセス先の URL をすべて大文字にしてみてください。アクセスできるはずです。実際にやってみるとブラウザ側で小文字に変換しちゃいますけどね。  nslookup も drill も検索先を大文字で入力しても小文字で入力したものと同じアドレスを取得します。  メールアドレスも大文字/小文字の区別がありません。なのでよく、ラジオでメールの送り先を「すべて小文字で」などと言っていますが、本来はどちらでも構いません。受信できなければ、メールサーバが RFC に準拠していないことになります。  気をつけなければいけないのは、メールアドレスが OS のユーザと同じ場合、OS がユーザ名を大文字/小文字区別していると、メールアドレスが区別できなくなりますので、すべて大文字にしたりすべて小文字にしたときに同じ文字になるユーザを作ってはいけません。