どっちかわからなくなっちゃう用語の話/ログイン・ログオン・サインイン・サインオン

 
1. 最初に落ちを言っておけば
2. WikiPedia では
3. 歴史的な経緯

1. 最初に落ちを言っておけば

 最初に言っちゃいますとね。「全部おんなじだぁぁぁ!」  わたくし流に定義するならば「コンピュータのユーザの権利を取得してアクセスできるようにする行為を『ログイン』と呼ぶ」のです。  一般にログインするための手続きは「ユーザ名」と「パスワード」の入力によって行われます。  ウェブサイトの場合は、その上に人がログインすることを確認するために、画像の組み合わせを行ったり、非キャラクタの文字をキャラクタとして入力する行為があったりします。  セキュリティが厳しい場合は、生体認証として指紋・網膜等を使用する場合もあります。

2. WikiPedia では

 WikiPedia では、以下のように記されています。  以下、抜粋 「ログイン(log in)とは、コンピュータの利用開始時にユーザーの身元や妥当性を識別してさまざまなリソースへのアクセスに必要な資格情報を取得するための操作のこと。一般的に、コンピュータセキュリティに関する手法や手段の一部に組み込まれている。ログオン、サインイン、サインオンなどとも呼ばれる。  作業員が工場に出勤してタイムカードに時間を打刻することを英語で clock in と言うが、この用語が一般的に知られるようになるにつれ、コンピュータのシステムに対して個人を識別させることを、ログインと呼ぶようになった。  サインオンという用語は、元々は IBM で使われていたものである。現在では『シングルサインオン』という用語の中に残っているのが見かけられる。 『ログオン』  UNIXLinux において使用される一般的な『ログイン』『ログアウト』に対して、自社製品の展開戦略上、用語をも独自のものとして定着させようとする傾向にあるマイクロソフトは『ログイン』という言葉を極力使わず、『ログオン』を使う傾向にある。したがって Windows のセッションに入ることは『ログオン』と言い、セッションを解除することを『ログオフ』と呼ぶ。」  この clock in のくだりは、初耳でした。  ログオンに関しては、いささか愉快な話です。抗議していない様子であるところをみると「偉大なるマイクロソフト様」も「自社製品の展開戦略上、用語をも独自のものとして定着させようとする傾向にある」ことを認めているのかしら?  WikiPedia をひいたのが 2016年8月1日のことなのですが、この時点で、あまりこの言葉については更新されていないようですね。  Windows10 では「サインイン」「サインアウト」を使うようになっています。

3. 歴史的な経緯

 案外、諸説あるようですが。  順番としては、「ログイン」がまず最初に使われ始めた。  マイクロソフトが Windows をリリースした時点で、「ログオン」を主張しはじめた。  IBM が、普及しなかったけれども「サインオン」を使っていた時期がある。(「ログオン」との前後関係は不明)  その後に「サインイン」の出現ということのようです。  今は、Linux でも「サインイン」を使用しているディストリビューションがあります。  今後「サインイン」に向かっていくのでしょうか?  わたしは「ログイン」で、覚えたので「ログイン」を使い続けたいのですが、どうもあちこちのサイトを読むと「サインイン」の方が英語ネイティブの人にはなじむようです。  あくまで用語として用いるものなので「ログイン」で淘汰してほしいのですが・・・。  いずれにしても、このような用語の話は、どこか国際的な機関を作って、あるいは既存の機関に権威を持たせるのでも構いませんが、統一をはかる方向にもっていってもらいたいものです。  自然言語が自然発生で新しい用語が出てくるのとは異なって、たかだか数10年の歴史のコンピュータの用語なのですから、どこかで統一させることが意思の疎通をはかるのに有効であると思うからです。