コマンドリファレンス - テキストファイルソート sort

クラウディア 
1. テキストファイルソート
2. バージョンソート

1. テキストファイルソート

 「sort」は、テキストファイルをソートして、標準出力へ出力します。

sort [OPTION]... [FILE]...
 ファイルは、スペースで区切って、複数指定できます。  この場合、すべてのファイルをマージした状態でソートした結果を出力することになります。

2. バージョンソート

 本項は、下記のサイトを参考にさせていただきました。
IP アドレスを sort コマンドで並び替える
 IP アドレスを記述したファイルがあるとします。

20.10.1.2
9.1.1.1
192.168.0.1
127.0.0.1
 これをデフォルトの状態で、ソートすると

$ sort ファイル名
127.0.0.1
192.168.0.1
20.10.1.2
9.1.1.1
 となっちゃうわけです。  単純なアルファベット順なので、当然です。  ただまぁ、IP アドレスとわかっている状態では、「9.1.1.1」は、後ろに持っていきたいものです。  こういうときは、「-V」または「--version-sort」というオプションを使用します。  (これ、「FreeBSD」の「jman」には、2021年7月19日時点では、書いてなくてあせっちゃいましたが・・・)  「--version-sort」は、文字列をバージョン番号の記述とみなしてソートするという意味です。  これを使ってソートすると

$ sort -V ファイル名
9.1.1.1
20.10.1.2
127.0.0.1
192.168.0.1
 と出力してくれます。