unix - コマンドリファレンス - URL 形式でのファイルの取得 fetch, wget, curl

クラウディア 
1. 概要
2. fetch
3. wget
4. curl

1. 概要

 「fetch」「wget」「curl」、いずれも、「URL」形式のファイルを取得するコマンドです。  「fetch」は、「FreeBSD」由来のコマンドのようで、「FreeBSD 2.1.5」から導入され、本実装は、「FreeBSD 4.1」からのようです。  「wget」は、「GNU」由来のコマンドです。  「curl」は、「cURL」プロジェクトというものが作成した「libcurl」「curl」という成果物のうちのひとつになります。  「wget」「curl」については、ウィキペディアに記載があります。  それぞれ、下記をご参照ください。
GNU Wget - Wikipedia」
「cURL - Wikipedia
 本ページは、下記のサイトを参考にさせていただきました。
FETCH(1) - 汎用コマンド

2. fetch

 「fetch」の基本形は、下記になります。

fetch http://www.example.com/
 上記の場合、「http://www.example.com/」にある、「index.html」の内容をカレントディレクトリの「fetch.out」というファイルに保存します。  実際に取得する際は、「URL」にダウンロード対象のファイルがあって、それを指定する形式になります。  「FTP」のプロトコルを用いているようですが、「http」形式の「URL」でもファイルを取得できます。

3. wget

 「wget」の基本形は、下記になります。

wget http://www.example.com/
 上記の場合、「http://www.example.com/」にある、「index.html」の内容をカレントディレクトリの「index.html」というファイルに保存します。  「https」で取得するときに、証明書のチェックを省略するオプションとして、「--no-check-certificate」というオプションを使用することができます。

4. curl

 「curl」の基本形は、下記になります。

curl http://www.example.com/
 上記の場合、「http://www.example.com/」にある、「index.html」の内容を標準出力へ出力します。  標準出力に出しても、あまりうれしくはないので。

curl http://www.example.com/ --output ./index.html
 てな形式で、「--output」オプションとそれに続いて、パス・ファイル名を指定することで、ファイルとして取得することができます。  「https」で取得するときに、証明書のチェックを省略するオプションとして、「--insecure」というオプションを使用することができます。