コマンドリファレンス - ディレクトリ操作コマンド

 
1. ls ファイル・ディレクトリの情報表示
2. cp ファイル・ディレクトリのコピー
3. mkdir ディレクトリの作成
4. rmdir ディレクトリの削除
5. tar ファイル群の保管
6. chown ファイルのユーザID・グループIDを変更

1. ls ファイル・ディレクトリの情報表示

 ファイル・ディレクトリの情報を表示します。

ls [オプション] [ディレクトリ名・・・]
 最も多く使うコマンドのひとつです。  指定したディレクトリに含まれるファイルの情報を表示します。ディレクトリ名を省略するとカレント・ディレクトリの情報を表示します。  主なオプションには、以下のものがあります。
オプション 意 味
-F ファイルの区別がわかるように表示する
 ディレクトリ名 = '/'
 実行ファイル = '*'
 シンボリックリンク = '@'
-f ファイル名をソートせずに表示
-t 時刻順に表示
-R 指定したディレクトリ以下の階層のディレクトリの内容を全て表示
-a . で始まるファイルも表示
-l ディレクトリ・ファイルの属性を表示
-r ソートの順を逆にする


 日時順にリストするには


ls -lt
 古い順にリストするには

ls -lrt

2. cp ファイル・ディレクトリのコピー

 ファイルをコピーします。

cp [オプション] 元ファイル名 新ファイル名
 わたしがよく使うオプションは、以下のものです。
オプション 意 味
-R ディレクトリツリーごとコピーする。
シンボリックリンクはコピーされない。
-H -R オプション指定時、コマンド行で指定したシンボリックリンクもコピーする。
-L -R オプション指定時、すべてのシンボリックリンクをコピーする。
-f もし新ファイル名と同名のファイルがある場合、そのファイルのパーミッションに関わらず、確認を求めずにそれを消去して新しくファイルを作成する。
-i もし新ファイル名と同名のファイルがある場合、上書きするか問い合わせてくるようにする
-p ファイルの属性を可能な限り保持してコピーする。
保持する属性は、変更時刻・アクセス時刻・フラグ・モード・ユーザID・グループID
-v 冗長にし、コピーする時ファイルを表示させる

3. mkdir ディレクトリの作成

 ディレクトリを作成します。

> mkdir [オプション] ディレクトリ名
 わたしがよく使うオプションは、以下のものです。
オプション 意 味
-p 階層的にディレクトリを作成するとき、親ディレクトリがない場合も作成する
-v ディレクトリ作成時にその名称を表示する

4. rmdir ディレクトリの削除

 ディレクトリを削除します。

> rmdir [オプション] ディレクトリ名

5. tar ファイル群の保管

 ファイル群を保管します。  本来は、tape archiverの略で、磁気テープにファイルを保管するのが目的で作られたコマンドですが、現在は、バックアップを取っておく時に使用します。

> tar [オプション] ファイル名 [ファイル名]
 オプションには、以下のものがあります。
オプション 意 味
-c 新しいアーカイブを作成して、指定されたファイルをアーカイブに書込む
-t アーカイブ内容をリスト表示する
-x アーカイブからファイルを抽出する
-v -c でアーカイブに書くファイルや -x でアーカイブから取り出すファイル名をリスト表示する
-z アーカイブを gzip でフィルタリングする
-f 指定されたファイルを読書きする

 この -z は、他の OS にはないようです。その場合は、一旦、.tar ファイルを作成してそのファイルを gzipcompress で圧縮して下さい。
 その場合、戻す時は gunzip や uncompress で解凍した後、-x オプションで元に戻します。

 このコマンドの使用方法を以下に例示しますので、参考にして下さい。


/home/a > ls -R b
c       d       e
/home/a > tar -cvzf b.tgz b
b/
b/c
b/d
b/e
/home/a > ls
b/      b.tgz
/home/a > tar -tvzf b.tgz
drwxr-xr-x user/user 0   2/ 8 12:21 2002 b/
-rw-r--r-- user/user 0   2/ 8 12:21 2002 b/c
-rw-r--r-- user/user 0   2/ 8 12:21 2002 b/d
-rw-r--r-- user/user 0   2/ 8 12:21 2002 b/e
/home/a > mv b.tgz ../z
/home/a > cd ../z
/home/z > tar -xvzf b.tgz
b/
b/c
b/d
b/e
/home/z > ls -R b
c       d       e
 おわかりいただけたでしょうか?

6. chown ファイルのユーザID・グループIDを変更

 指定したファイルの、ユーザIDおよびグループIDを変更します。

> chown [オプション] オーナID[:グループID] [ファイル名]
 よく使うオプションとして、以下のものがあります。
オプション 意 味
-R 指定したファイル自身だけでなく、その配下のディレクトリを変更します。
-v 実際に所有者の変更されたファイルを表示します。