- 1. 概要
- 2. 基本形
- 2. 主なオプション
- 4. 例
1. 概要
「du」コマンドは、「man」では、下記のように説明されています。
du ユーティリティは、引数に指定された各ファイル、および引数に指定された各ディレクトリを根とするファイル階層内にある各ディレクトリ内のディスク使用統計をブロック単位で表示します。
引数にファイルが指定されなかった場合には、カレントディレクトリを根とするファイル階層内のブロック単位の使用統計を表示します。
2. du ディスク使用統計の表示
基本形は以下の通り。
du [オプション] [ファイル名またはディレクトリ名]
ファイル名またはディレクトリ名を省略した場合、カレントディレクトリの配下を調べます。
デフォルトで、配下のディレクトリを再帰的にカウントしますが、シンボリックリンクはたどりません。
3. 主なオプション
わたしが使用する、主なオプションは以下の通り。
オプション | 意 味 | 備考 |
-H | シンボリックリンクをたどる | |
-c | 総計を表示 | |
-s | 個別のファイルを表示せずに、最上位のもののみ表示 -c と組み合わせてディレクトリの総計を調べるのに便利です | |
-k | 1024 バイト (1 キロバイト) ブロックで表示 | |
-m | 1048576 バイト (1 メガバイト) ブロックで表示 | |
-h | 人間がわかりやすい単位で表示 | |
4. 例
例えば、「/usr」配下のディレクトリでどこがディスクを消費しているかを調べたいならば
$ du -hs /usr/*
24G /usr/backup
184M /usr/bin
72K /usr/home
22M /usr/include
119M /usr/lib
75M /usr/lib32
276K /usr/libdata
3.5M /usr/libexec
1.8G /usr/local
4.0K /usr/obj
「-k」オプションにした方が単位がそろうからいいかと思ったのですが、右揃えでないので案外わかりにくい。
$ du -ks /usr/*
25060040 /usr/backup
188464 /usr/bin
72 /usr/home
22296 /usr/include
121592 /usr/lib
76600 /usr/lib32
276 /usr/libdata
3580 /usr/libexec
1910160 /usr/local
4 /usr/obj
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