1. cat
ファイルの内容を表示します。
cat [オプション] [ファイル名 ...]
「cat」は、ファイルを連続的に読み込み、標準出力に書き出します。
ファイルが単一のハイフン「-」または、存在しない場合、「cat」は、標準入力から読み込みます。
ファイル名は、スペースで区切って、複数指定できます。
この場合、コマンドラインに記述された順番で処理されます。
ハイフン「-」は、標準入力を表します。
2. more
ファイルをページごとに表示します。
more [オプション] ファイル名
more 1回で、端末の1ページ分を表示します。
スペースキーを押下すると、1ページ分画面が移動します。
↓キーを押下すると、1行分画面が移動します。
Q キーを押下すると表示をやめて、プロンプトに戻ります。
3. diff
2つのテキストファイルの違いを求めて表示します。
> diff [オプション] ファイル名1 ファイル名2
ま
> cat a.txt
aa
bb
cc
dd
> cat b.txt
aa
ee
cc
ff
> diff a.txt b.txt
2c2
< bb
---
> ee
4c4
< dd
---
> ff
てな感じです。
4. head
ファイルの先頭の数行を表示します。
> head [-n count] [-c byte] [ファイル名 ...]
ファイル名が指定されていればそのファイルを、指定されていなければ標準入力を読み込み、先頭から count で指定された行数だけ、もしくは bytes だけ表示します。 count も byte も指定されていなかった場合は、デフォルトの 10 行を表示します。
5. tail
ファイルの最後の部分を表示します。
> tail [-f] [-b block | -c bytes | -n count] ファイル名
ファイル名が指定されていればそのファイルを、指定されていなければ標準入力を読み込み、バイト数、行数、もしくは、512 バイト単位のブロック数で指定された位置以降を表示します。