5. 環境設定系コマンド

 
5.1 login  ログイン
5.2 exit  ログアウト
5.3 passwd  パスワードの変更
5.4 cd  カレントディレクトリの変更
5.5 pwd  カレントディレクトリの表示
5.6 which・where コマンドの所在を調べる
5.7 script  端末操作の記録
5.8 chsh  シェルの変更
5.9 su  ユーザの切り替え

5.1 login

 現在のセッションを終了し、新しくログインを開始します。  複数のユーザー名を登録していて、これを切り替えて使うような場合に便利です。通常にログインするときと同様にログインシェルが実行されます。
> login user
Password:
 このコマンドを使えば、telnet や ssh でログインしていて、別のユーザに切り替えたい場合、ログアウトして、コネクションを切断する必要がありません。  ただし、exit すると su や telnet でネストをかけてログインしているときのように、元のユーザに戻るのではなく、一気に全部ログアウトしてしまいます。

5.2 exit

 logout というコマンドとまったく同じ動きをします。
> exit
 端末からログアウトします。  通常は、Ctrl-D でも代用できますが ignoreeof という変数が設定されている場合は、必ず exit コマンドを必要とします。
> set ignoreeof
> ^D
ログアウトは"logout"を使用して下さい
> exit

5.3 passwd

 ログインパスワードを変更するコマンドです。  これは、使わないことも多いですが、セキュリティに厳しくするのであれば、一週間おきあるいは一ヶ月おきにパスワードを変更することが、結構有効的であったりします。
> passwd
Changing local password for user.
Old password:        ← 古いパスワードを入力、エコーバックされない
New password:        ← 新しいパスワードを入力、エコーバックされない
Retype new password: ← 新しいパスワードを確認のため再入力、エコーバックされない
passwd: updating the database...
passwd: done
 通常のユーザは、自分のパスワードしか変更できませんが、スーパユーザの場合は、他のユーザのパスワードも変更できます。  この場合、古いパスワードを入力する必要はありません。スーパユーザですから、前のパスワードを覚えていなくてもパスワード変更の権限があるのです。
> passwd  user
Changing local password for user.
New password:         ← 新しいパスワードを入力、エコーバックされない
Retype new password:  ← 新しいパスワードを確認のため再入力、エコーバックされない
passwd: updating the database...
passwd: done

5.4 cd

 カレントディレクトリの変更を行います。
> cd  [ディレクトリ名]
 ディレクトリの指定方法には、相対パスで指定する方法と絶対パスで指定する方法とがあります。  たとえば、現在 /home/user にいて、/home/user/subdir に移動する場合、
> cd  subdir
 と記述する方法と
> cd  /home/usr/subdir
 と記述する方法とがあります。  また、特殊なディレクトリの記述方法として
記述 意味 備考
. 現ディレクトリ
.. 親ディレクトリ
(ディレクトリ名を指定しない) ホームディレクトリ
~ユーザ名 他のユーザのホームディレクトリ
 があります。csh系で set prompt='%/> ' でカレントディレクトリを表示させているものとして
/home/user > cd  .
/home/user > cd  ..
/home/ > cd  ~other
/home/other > cd
/home/user > cd ../..
/ >
 というような動きになります。  ちなみにこの現ディレクトリ「.」親ディレクトリ「..」の表現は、Windows のコマンドプロンプトでも使用できます。

5.5 pwd

 カレントディレクトリを表示します。  set prompt='%/& ' を使ってカレントディレクトリを表示させていないと、プロンプトしか表示されません。
/home/user > set prompt='$ '
$ pwd
/home/user
 ってな説明で理解いただけるでしょうか。

5.6 which・where

 コマンドのあるディレクトリを調べるのに使います。
> which httpd
/usr/local/sbin/httpd
> where httpd
/usr/local/sbin/httpd
 もし、コマンドに alias がきってあれば、
> which ll
ll:      aliased to ls -lA
> where ll
ll:      aliased to ls -lA
 のように表示されます。

5.7 script

 端末の操作を記録します。
> script [出力ファイル名]
 出力ファイル名を省略すると、typescript というファイルに出力されます。  ファイルへの出力を終了するのには、exit コマンドを使います。この場合は、ログアウトせずに、ファイルの出力を停止してクローズするのみです。  パンチミスしそうなときや、大事な作業を行うときに記録を残しておくために使います。

5.8 chsh シェルの変更

 作業中ユーザのログイン時のシェルを変更します。
> chsh
 実行すると、vi エディタが起動されます。(つまり vi を使えない人はこのコマンドを使用してはいけません)
#Changing user information for ユーザ名.
Shell: /bin/tcsh ← ここに使用したいシェルをフルパスで記述します
Full Name:
Office Location:
Office Phone:
Home Phone:
Other information:
 vi ですから中止するには [:][q!][Enter]、変更して書き込むには [:][w][Enter] を入力します。  変更した内容は /etc/passwd に保存されます。  反映するにはいったんログアウトしてログインしなおします。

5.9 su

 ログイン中のユーザを一時的に切り替えます。
> su [ユーザ名]
Password: ← パスワードを入力します (もちろんエコーバックされません)
 ユーザ名を省略すると root ユーザでのログインになります。