TSS OS のひとつとして が産声をあげたのは、1970年のことです。
UNIX は、AT&T のベル研究所において、数名の手作り OS として開発されました。Ken Tonpson というのが UNIX の創始者であり、MULTICS というプロジェクトに参加していましたが、AT&T がプロジェクトから降りた後 Space Travel という ON TIME で動作するゲームを完成させるために、捨てられていた DEC PDP-7 に書いた OS が UNIX の原型であるという有名な逸話があります。
UNIX は非常にコンパクトな OS であり、その後 C言語で OS の大半を記述しなおし、1980年にはそのソースコードが公開されました。OS のソースコードが公開されるということは、画期的なことであり、その後のオープンソースの隆盛のきっかけとなるとともに、UNIX 自体がまたたくまに広がっていきました。
反面、いろいろな亜流を生み、同じ UNIX といっても様々な、支流が並立することになってしまいました。