- 1. 概要
- 2. インクルードパスの設定
- 3. 注意
- 4. Visual Studio 2010
1. 概要
これは、比較的、「C/C++」にありがちな話でして、プロジェクト用のインクルードパスを持っていて、そこのパスは、実際には、「Makefile」等で定義するので、ソース上は、パスがわからないってことがあります。
そうすると「Visual Studio Code」では、理解できないので、波線で表示して、エラーであるよと教えてくれます。

これを解消するには、インクルードパスを設定してやります。
本ページは、下記のサイトを参考にさせていただきました。
「VS code の include path の設定をちゃんとする」
2. インクルードパスの設定
いくつかプロジェクトを持っている場合があるので、全体の
setting.json
に書くのは、いささか無理があります。
ワークスペース用の
ワークスペースパス/.vscode/setting.json
へ
{
"C_Cpp.default.includePath":
[
"インクルードパス",
...,
]
}
の形式で記述するか・・・。
「C/C++」用の設定ファイル
ワークスペースパス/.vscode/c_cpp_properties.json
へ
{
"configurations":
[
{
"includePath":
[
"インクルードパス",
...,
],
}
],
}
てな形式で記述します。
ちなみに、これらインクルードパスの内容を記述する際
${workspaceFolder}
というシンボルを使うことができます。
これは、ワークスペースのルートパスを示すので、長ったらしい絶対パスでなく、相対パスで記述することができるわけです。
3. 注意
前項の記述を行う場合、たとえ使用しているプラットフォームが、「Windows」であってもパスのセパレータは、「\」でなく「/」で記述しないとエラーになります。
4. Visual Studio 2010
これは、わたし以外の誰にも役立ちそうにありませんが・・・。
「Visual Studio 2010」で、「VC」を「MFC」で作成している場合、下記を追加しないとエラーになります。
"C:/Program Files (x86)/Microsoft Visual Studio 10.0/VC/include",
"C:/Program Files (x86)/Microsoft Visual Studio 10.0/VC/atlmfc/include",
"C:/Program Files (x86)/Microsoft SDKs/Windows/v7.0A/Include",
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