バージョン管理 - Subversion - バックアップ - 同期先の初期化
- 1. 同期元から初期化
- 2. 証明書の承認・パスワードの保存
- 3. 正常時のメッセージ
1. 同期元から初期化
同期元で以下のコマンドにより同期先を初期化します。
同期元のリポジトリは file:/// から始めて絶対パスで指定します。
file: の後ろはスラッシュを3つ重ねますので注意が必要です。
> svnsync init https://同期先のリポジトリのURL file:///同期元のリポジトリのディレクトリ/リポジトリ
同期先のサーバでユーザ名・パスワードによる認証が必要な場合は init に続けて、ユーザ名とパスワードを以下の要領で入力します。
パスワード内に特殊文字が存在する場合は特殊文字の前に \ をつけてエスケープします。
> svnsync init -–username ユーザ名 -–password パスワード https://・・・以降略
2. 証明書の承認・パスワードの保存
同期先のサーバが外部公開したものでなく、証明書を自前で作成したものの場合、以下のように表示されます。
'https://同期先:443' のサーバ証明書の認証中にエラーが発生しました:
- 証明書は信頼のおける機関が発行したものではありません。証明書を手動で認証
するためにフィンガープリントを用いてください!
- 証明書のホスト名が一致しません。
証明書情報:
- ホスト名: 同期先
- 有効範囲: 有効期間
- 発行者: 発行者の情報
- フィンガープリント: 暗号
拒否しますか (R)、一時的に承認しますか (t)、常に承認しますか (p)?
p Enter で常に承認するようにします。
続けて、以下のように表示されるかと思います。
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ATTENTION! Your password for authentication realm:
<https://同期先:443> Subversion repository
can only be stored to disk unencrypted! You are advised to configure
your system so that Subversion can store passwords encrypted, if
possible. See the documentation for details.
You can avoid future appearances of this warning by setting the value
of the 'store-plaintext-passwords' option to either 'yes' or 'no' in
'/root/.subversion/servers'.
-----------------------------------------------------------------------
暗号化されていないパスワードを保存しますか (yes/no)?
yes Enter で保存します。
これら証明書の承認・パスワードの保存は同期先のサーバに初めて接続するとき、または同期先のサーバの証明書が更新されたときのみきいてきます。
同一内容であれば、別のリポジトリを初期化するときにはきかれません。
3. 正常時のメッセージ
記述や設定に誤りがなければ
リビジョン 0 の属性をコピーしました。
という出力があります(設定によって日本語だったり英語だったりするかとは思いますが)。
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