VirtualBox - BIOS の起動

 クラウディア
1. 概要
2. 設定ファイルを編集する
3. BIOS 設定画面

1. 概要

 例えば、仮想マシンの「boot」時の起動順序あたりを変更するのであれば、「VirtualBox」の場合、「VirtualBox」の本体のメニューからゲスト「OS」の設定を行うことで操作することができます。(下図参照)
「VirtualBox」-「設定」

 なのでまぁ、「BIOS」の設定画面を表示するまでもないのですが、ちょっと調べることがあったので、書き残しておきます。

 この記事は「Ubuntu VirtualBox その6 - BIOS表示時間を設定する」を参考にさせていただきました。

2. 設定ファイルを編集する

 「VirtualBox」の仮想「OS」を保存してあるフォルダの中にある「.vbox」という拡張子がついたファイルが、「VirtualBox」の設定ファイルです。  テキストエディタで開いて 「BIOS」という文字列を探すと

      <BIOS>
        <ACPI enabled="true"/>
        <IOAPIC enabled="true"/>
        <Logo fadeIn="true" fadeOut="true" displayTime="0"/>
        <BootMenu mode="MessageAndMenu"/>
        <TimeOffset value="0"/>
        <PXEDebug enabled="false"/>
      </BIOS>
 おおむね上記のような記述があるはずです。  「displayTime="0"」と記述してある箇所が、「BIOS」表示のキー入力を受け付ける時間の定義です。  単位は、ミリ秒で、デフォルトは「0」です。  これを適切な値に変更して保存し、仮想「OS」を起動すると、指定した時間分、下記の画面が表示されます。
「VirtualBox」-「起動画面」

 赤枠で囲んであるように F12 キーを押せば「BIOS」設定画面を表示することができます。

3. BIOS 設定画面

 「VMWare」に比べると、ずいぶん物足りない画面ですが・・・。
「VirtualBox」-「BIOS」

 ホストが「Windows」のときは、あまり使うことのない機能のような気がしますが、ホストが「UNIX」系のときは重宝することがあります。

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