VirtualBox - ゲスト FreeBSD - 基本
- 1. 概要
- 2. パッケージをインストールする
- 3. サービスを起動する
1. 概要
これは、元々、「VirtualBox」を使い始めたころの記事なので、いささか、おバカな記事になっております。
なにしろ、「VirtualBox Guest Additions」をインストールしていなかったのだから・・・。
ホスト「Windows10」の「VirtualBox」上に ゲスト「FreeBSD」をインストールして。
デスクトップ環境を構築すると、そもそも「VirtualBox」のメニューから表示倍率をいじれない上に、デスクトップ上から画面サイズを変更しようとしても「1024x768」「800x600」「640x480」しか選択肢がないのだ。
ホスト側はワイドな画面を使用しているんですけどね(「1920x1080」)。
ゲスト「OS」に「Windows」系をインストールするとホスト側の「VirtualBox」に「Extention Pack」をインストールしていれば、「VMWare」でいうところの「VMWare Tools」みたいなものがインストールされて仮想モニタをコントロールできるようなのですが、「FreeBSD」ではそういうわけにいかんのです。
2. パッケージをインストールする
「FreeBSD」側に「VirtualBox」パッケージが用意されているので、それをインストールします。
pkg install virtualbox-ose-additions
「X11」の設定で下記の操作を行う可能性があるならば(2018年5月8日現在、ほとんど下記の操作を行う必要はないようです)
やりなおすことになるので、このパッケージは、「X11」の設定前にインストールしておく方がよいでしょう。
Xorg -configure
cp ~/xorg.conf.new /etc/X11/xorg.conf
3. サービスを起動する
前項のパッケージをインストール後に、デスクトップ環境にログインしなおすとめでたく画面のリサイズの選択肢が広がるのですが。
ログイン時に。

と、やたらエラーメッセージが表示されるようになります。
これらの大半は、「VirtualBox」のクライアントパッケージをインストるしたのに、クライアントサービスが起動していないために出力されています。
なので「/etc/rc.conf」に以下を記述して。
vboxguest_enable="YES"
/usr/local/etc/rc.d/vboxguest start
でサービスを起動することによりほぼ解消されますが、まだこんなエラーが出力されます。
これは、「FreeBSD」ではまだ対応していない機能があるために出力されています。
これを出力しないようにするには、いささか強引ですが
/usr/local/bin/VBoxClient-all
というファイルを編集します。
さほど長くないテキストになっていますが、その末尾の方にある
/usr/local/bin/VBoxClient --clipboard
/usr/local/bin/VBoxClient --checkhostversion
/usr/local/bin/VBoxClient --display
/usr/local/bin/VBoxClient --seamless
/usr/local/bin/VBoxClient --draganddrop
のうち、--checkhostversion と --seamless の行をコメントアウトします。
/usr/local/bin/VBoxClient --clipboard
# /usr/local/bin/VBoxClient --checkhostversion
/usr/local/bin/VBoxClient --display
# /usr/local/bin/VBoxClient --seamless
/usr/local/bin/VBoxClient --draganddrop
これでログイン時のエラーは出力されなくなります。
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