9. VirtualBox - ゲスト OS として FreeBSD を使用するときの注意

 
9.1 画面サイズが変なのだ
9.2 パッケージをインストールする
9.3 サービスを起動する

9.1 画面サイズが変なのだ

 ホスト Windows10 の VirtualBox 上に ゲスト FreeBSD をインストールして、デスクトップ環境を構築すると、そもそも VirtualBox のメニューから表示倍率をいじれない上に、デスクトップ上から画面サイズを変更しようとしても「1024x768」「800x600」「640x480」しか選択肢がないのだ。  ホスト側はワイドな画面を使用しているんですけどね(「1920x1080」)。  ゲスト OS に Windows 系をインストールするとホスト側の VirtualBox に Extention Pack をインストールしていれば VMWare でいうところの VMWare Tools みたいなものがインストールされて仮想モニタをコントロールできるようなのですが、FreeBSD ではそういうわけにいかんのです。

9.2 パッケージをインストールする

 FreeBSD 側に VirtualBox パッケージが用意されているので、それをインストールします。

> pkg install virtualbox-ose-additions
 X11 の設定で下記の操作を行う可能性があるならば(2018年5月8日現在、ほとんど下記の操作を行う必要はないようです)  やりなおすことになるので、このパッケージは X11 の設定前にインストールしておく方がよいでしょう。

> Xorg -configure
> cp ~/xorg.conf.new /etc/X11/xorg.conf

9.3 サービスを起動する

 前項のパッケージをインストール後に、デスクトップ環境にログインしなおすとめでたく画面のリサイズの選択肢が広がるのですが  ログイン時に

 と、やたらエラーメッセージが表示されるようになります。

 これらの大半は、VirtualBox のクライアントパッケージをインストるしたのに、クライアントサービスが起動していないために出力されています。

 なので /etc/rc.conf に以下を記述して


vboxguest_enable="YES"

> /usr/local/etc/rc.d/vboxguest start
 でサービスを起動することによりほぼ解消されますが、まだこんなエラーが出力されます。

 これは、FreeBSD ではまだ対応していない機能があるために出力されています。
 これを出力しないようにするには、いささか強引ですが

/usr/local/bin/VBoxClient-all
 というファイルを編集します。  さほど長くないテキストになっていますが、その末尾の方にある

  /usr/local/bin/VBoxClient --clipboard
  /usr/local/bin/VBoxClient --checkhostversion
  /usr/local/bin/VBoxClient --display
  /usr/local/bin/VBoxClient --seamless
  /usr/local/bin/VBoxClient --draganddrop
 のうち、--checkhostversion と --seamless の行をコメントアウトします。

  /usr/local/bin/VBoxClient --clipboard
#  /usr/local/bin/VBoxClient --checkhostversion
  /usr/local/bin/VBoxClient --display
#  /usr/local/bin/VBoxClient --seamless
  /usr/local/bin/VBoxClient --draganddrop
 これでログイン時のエラーは出力されなくなります。