VirtualBox - バージョンごとの注意点 - 6.1
- 1. 概要
- 2. グラフィックスコントローラ
- 3. 6.1.4 はだめ
- 4. 6.1.6 の問題点
1. 概要
ここんとこ(2020年3月18日)、バージョン「6.0.14」を使用していました。
いつも使っているマシンとは、別のマシンに新規に「VirtualBox」をインストールして気づくと、バージョン「6.1.4」になっておる。
バージョン「6.0.14」を使用していて、更新のメッセージが表示されていた記憶がないので、「6.0」と「6.1」は別物として扱っているのでしょうか?
この「6.1.4」が、また曲者だったのだな・・・。
2. グラフィックスコントローラ
下の警告を見ていただけるだろうか。

わたしは、「3D アクセラレーションを有効化」という機能そのものがなくなるのかと勘違いしていました。
「3D アクセラレーションを有効化」という機能は残っていて、グラフィックスコントローラが、「VMSVGA」のときだけ有効にできるようです。
さらに、「VBoxVGA」「VBoxSVGA」は、非推奨となり、「VMSVGA」のみが推奨されているようです。
だがしかし、少なくとも「MX Linux 19.1」では。
「VMSVGA」の状態だと、「VirtualBox Guest Addtions」のクリップボード機能が、ホスト・ゲスト間で有効になりません。
「VBoxSVGA」は、試していませんが、「VBoxVGA」だとクリップボードが有効なのです。
いくら非推奨であろうとも、実際に使えるか使えないかの方が大事なので。
クリップボード機能が有効になるまでは、「VMSVGA」は使わずに、「VBoxVGA」を使います。
3. 6.1.4 はだめ
さらにトラブルシュートのところにも記述しちゃいましたが、結局のところ、「6.1.4」は、だめです。
「antiX 19.2」「Zorin OS 15.2」ともに、「6.1.4」は、「Guest Addtions」のクリップボードがこけるので、ホストと送受信できないのです。
クリップボードを有効にするために、いったん、「6.1.2」に戻すことになりました。
2020年4月16日、バージョン「6.1.6」がリリースされまして、「6.1.6」では、クリップボードの不具合は解消しているようです。
そこで思い出しましたけどね、末尾が奇数のリビジョンは、リリースされないのでしたね。
4. 6.1.6 の問題点
前項の「Guest Addtions」のクリップボードがこけちゃう問題は、「6.1.4」を「6.1.6」に変えることで解決できました。
ところが・・・。
「6.1.6」では、「FreeBSD」をゲストにするとデスクトップ環境が起動できないという状況になっています。
「6.1」の系列では、「FreeBSD」をインストールしたことがなかったので、そのままなのかもしれません。
安全策としては、「6.0」の系列でインストールすることでしょうか。
2020年4月25日時点で、「6.0」の系列は、「Download_Old_Builds_6_0 – Oracle VM VirtualBox」からダウンロードすることができます。
|
|