VirtualBox - Guest Additions インストール - CentOS・AlmaLinux・Rocky Linux - CentOS 9

クラウディア 
1. 概要
2. 必要なモジュールのインストール
3. Guest Additions インストール
4. 確認

1. 概要

 下記の環境での操作です。
 項目   内容   備考 
ホスト Windows10 Version 21H2
VitualBox Version 6.1.32
ゲスト CentOS 9
仮想タイプ Linux
仮想バージョン Redhat(64bit)
CPU 2 コア
HDD 180 GB
グラフィックスコントローラ 128 MB VMSVGA 3D Enable
ポインティングデバイス USB タブレット

 普段記述しない、ポインティングデバイスについて書いているのは、事情があります。
 「Rocky Linux 8.5」で「PS2 マウス」だと、インストール時にマウスが有効にななかったので、「USB タブレット」にしてなんとかなったのです。
 「CentOS 9」では、とうとう、ポインティングデバイスをどの形式にしても、インストール中は、マウスが表示されませんので、インストールは、非常に困難を極めます。

 以下、再起動するまでは、あえてグラフィックログインせずに、コンソールログインもしくは、別の端末よりリモートログインして作業します。

 コンソールログインするには、ログイン画面で Ctrl+Alt+F2 を押します。
 コンソール画面から、グラフィックログイン画面へ戻るには、Ctrl+Alt+F1 を押します。

 コンソールで作業するとき、「root」ユーザ権限で作業を行い、シェル上で、「yes/no」をきかれた場合は、すべて y Enter で答えます。

2. 必要なモジュールのインストール

 必要なモジュールをインストールしておきます。  まずは、システムの更新から。

dnf update -y kernel*
 終了したら、いったん再起動します。  再起動後。

dnf install -y --nogpgcheck https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-9.noarch.rpm
 ちょっと、上は、大胆ですが、「GPG」鍵の認証に失敗するので、苦しまぎれです。  以下、必要なモジュールのインストール。

dnf install -y gcc kernel-devel kernel-headers dkms make bzip2 perl

3. Guest Additions インストール

 「VirtualBox」のメニューで  「デバイス」→「Guest Additions CD イメージの挿入」(画面は省略します)  グラフィックログインしていないので、ダイアログは表示されません。

KERN_DIR=/usr/src/kernels/`uname -r`
export KERN_DIR

mount /dev/sr0 /mnt
/mnt/VBoxLinuxAdditions.run
 インストールが完了したら

umount /mnt
eject
 再起動します。

4. 確認

 再起動後に、ログインして、動作確認しました。
「VirtualBox Guest Additions」「CentOS 8.5」-「動作確認」

 画像は、「VirtualBox」のクリップボードを通して取得したものです。

earthcar(アースカー)