Doxygen - EUC コード

 クラウディア
1. 概要
2. インストール
3. 設定

1. 概要

 厄介なのです。  元々「Solaris」で開発していたソースだったりします。  いろいろ事情があって、「Solaris」ではなくなったのですが、未だにソースコードが「EUC」なのです。  しかも「①」やら「~」なんぞの特殊文字を使っておる。  この構成で、「Windows」上の「doxygen」を実行しようとすると、えらいことになっちゃうのです。  下記のサイトあたりを参考に
3.10.11 Solarisにおけるデフォルト文字エンコーディング」
「eclipseのコンソールに出力される情報をログとして自動保存する方法 : S15備忘録
 「Input」「INPUC_ENCODING」を試しに「x-eucJP-Open」にしてみると

error: unsupported character conversion: 'x-eucJP-Open'->'UTF-8': Invalid argument
 とまぁ、解釈してくれない・・・。  「Input」「INPUT_ENCODING」を「EUC-JP」にすると、「①」やらの特殊文字のあるファイルで

error: /パス/ソース.c: failed to translate characters from EUC-JP to UTF-8: check INPUT_ENCODING
 てなことになっちゃいます。  で、下記のサイトを参考にあれこれやってみて、なんとか解決することができました。
Hello world Doxygen文字化け対策② - nkfを使う方法

2. インストール

 「nkf」を使用します。  ダウンロードは、参考サイトで紹介されているのが、ちょっとわかりにくかったので、下記から行います。
nkf.exe nkf32.dll Windows用の詳細情報 : Vector
 これでダウンロードした「nkfwin.zip」を解凍して

vc2005/win32(98,Me,NT,2000,XP,Vista,7/ISO-2022-JP/nkf.exe
vc2005/win32(98,Me,NT,2000,XP,Vista,7/ISO-2022-JP/nkfwin.exe
 をシステムのパスの通っている箇所へ配置します。  何故か、後で設定するときにフルパスで指定してもだめでしたので、パスの通っている個所へ置くことにしました。  一例として

C:\Windows\System32
 ですにゃ。

3. 設定

 「doxygen」の設定。  「Input」で 「INPUT_ENCODING」 「UTF-8」 「INPUT_FILTER」 「nkf --utf8」 「FILTER_SOURCE_FILES」 「✓」  を設定すると、めでたくドキュメントを作成することができました。
earthcar(アースカー)