Oracle Solaris 10 - IBM DB2 Client インストール - IBM DB2 Client Version 10.1

クラウディア 
 ターゲットのマシンが Version 10.5 のインストール要件を満たさなかったもので、10.1 をインストールすることになりました。インストールするものが若干違うのでややこしい。
1. インストーラダウンロード
2. インストール要件チェック
3. セットアップ
4. 妥当性検査ツールの実行
5. CATALOG の作成

1. インストーラダウンロード

 ダウンロードサイトは下記になります。
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg24040320
 ここからターゲットマシンのプラットフォームを絞り込んでいきます。  ダウンロード先をたどっていくと途中でアカウントを求められます。つまりユーザ登録が必要です。  Version 10.1 の場合はさらに Language Pack が必要となります。
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg24040170
 これもインストーラと同様にダウンロードします。  ダウンロードしたものを FTP で Solaris にアップロードして、解凍します。

gunzip -c v10.1fp5_sun64_client.tar.gz | tar xvf -
gunzip -c v10.1fp5_sun64_nlpack.tar.gz | tar xvf -
 カレントディレクトリの下に client と nlpack という2つのディレクトリが作成されます。

2. インストール要件チェック

 IBM のサイトによれば「db2prereqcheck コマンドが、システムがインストール前提条件を満たしているかどうかを検査します。」とのことなので、やってみます。

./db2prereqcheck
 すると

==========================================================================

DB2 インストールの前提条件をチェックしています。バージョン "10.1.0.5"。オペレーティング・システム "SUN"

「SUNWlibC」の妥当性検査を実行しています...
   最小必須「SUNWlibC」パッチ・レベル: 「119963」バージョン: 「20」
   要件が一致しました。

「/lib/libpam.so*」の妥当性検査を実行しています...
   要件が一致しました。
DBT3533I  db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベース「サーバー  」バージョン「10.1.0.5」に対するインストール前提条件がすべて満たされていることを確認しました。

==========================================================================

		~ 略 ~

==========================================================================

DB2 インストールの前提条件をチェックしています。バージョン "10.1.0.0"。オペレーティング・システム "SUN"

「SUNWlibC」の妥当性検査を実行しています...
   最小必須「SUNWlibC」パッチ・レベル: 「119963」バージョン: 「20」
   要件が一致しました。

「/lib/libpam.so*」の妥当性検査を実行しています...
   要件が一致しました。
DBT3533I  db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベース「サーバー  」バージョン「10.1.0.0」に対するインストール前提条件がすべて満たされていることを確認しました。
DBT3555E  db2prereqcheck ユーティリティーは、現行のプラットフォームが次の DB2 データベースのバージョンでサポートされていないことを判別しました: 「9.8.0.4」。
DBT3555E  db2prereqcheck ユーティリティーは、現行のプラットフォームが次の DB2 データベースのバージョンでサポートされていないことを判別しました: 「9.8.0.3」。
DBT3555E  db2prereqcheck ユーティリティーは、現行のプラットフォームが次の DB2 データベースのバージョンでサポートされていないことを判別しました: 「9.8.0.2」。
今回は、ターゲットが 10.5 なので 9.8 がサポートされていなくてもしったこっちゃないので、このまま進むぞ!と。

3. セットアップ

 db2setup というコマンドがあるのでグラフィカルインタフェース上で起動します。  「実行」
「Solaris 10」-「ファイルブラウザ」

 「製品のインストール」

「Solaris 10」-「DB2 セットアップ・ランチパッド」

 「新規インストール」

「Solaris 10」-「DB2 製品インストール」

 「次へ」

「Solaris 10」-「DB2 セットアップウィザードへようこそ」

 「使用条件の条項に同意します」をチェックして「次へ」

「Solaris 10」-「DB2 ソフトウェアライセンス情報」

 特に指定したいものがなければ「次へ」

「Solaris 10」-「DB2 インストールタイプの選択」

 「次へ」
 (ここで作成するレスポンスファイルは他のマシンへインストールするときにサイレントインストールのパラメータとして使えます)

「Solaris 10」-「DB2 インストールおよび応答ファイルの作成を選択」

 「次へ」

「Solaris 10」-「DB2 インストール・ディレクトリの選択」

 「次へ」

「Solaris 10」-「DB2 インスタンスのセットアップ」

 既存ユーザを設定して「次へ」

「Solaris 10」-「DB2 インスタンスの所有者のユーザ情報の設定」

 「完了」

「Solaris 10」-「DB2 ファイルのコピーの開始および応答ファイルの作成」

 バックでひとりしきり動作します。

「Solaris 10」-「DB2 インストール進行中」

 なんだか難しそうなことが書いてあるので熟読して「完了」

「Solaris 10」-「DB2 セットアップは正常に完了しました」

4. 妥当性検査ツールの実行

 前項の最後に書いてあったことに従い、妥当性検査ツールを実行してみます。  「db2inst1」でログインして

> /opt/IBM/db2/V10.1/bin/db2val
DBI1379I  db2val コマンドが実行中です。 これには数分かかる可能性があります。

DBI1335I  /opt/IBM/db2/V10.1 にインストールされた DB2 コピーのインストール・ファイル妥当性検査が成功しました。

DBI1343I  db2val コマンドが正常に完了しました。 詳細については、ログ・ファイル /tmp/db2val-150824_113606.log を参照してください。
 なんかうまくいってるっぽい。  /opt/IBM/db2/V10.5/bin/db2fs も実行するようなのですが、これはインターネットを必要とするものでこちらは、インターネットに接続できない環境なので省略します。

5. CATALOG の作成

 Oracle でいう tnsnames.ora に相当するものが DB2 では CATALOG という(らしい)。コンフィグレーションファイルで設定することもできるはずですが、ここでは対話式で  DB2ユーザでログインして db2 で対話モードになります。

> db2
db2 => LIST DATABASE DIRECTORY
SQL1031N  指定されたファイル・システムには、データベース・ディレクトリーが見つか
りません。  SQLSTATE=58031
db2 => CATALOG TCPIP NODE ノード名? REMOTE サーバのIPアドレスもしくはドメイン名 SERVER 50000
DB20000I  CATALOG TCPIP NODE コマンドが正常に完了しました。
DB21056W  ディレクトリーの変更は、ディレクトリー・キャッシュがリフレッシュされる
まで反映されません。
db2 => CATALOG DB データベース名 AT NODE ノード名
DB20000I  CATALOG DATABASE コマンドが正常に完了しました。
DB21056W  ディレクトリーの変更は、ディレクトリー・キャッシュがリフレッシュされる
まで反映されません。
db2 => CONNECT TO データベース名 USER ユーザ名
ユーザ名 の現行パスワードを入力してください: ← パスワードを入力(エコーバックされません)

   データベース接続情報

 データベース・サーバー = DB2/NT64 10.5.5
 SQL 許可 ID            = ユーザ名
 ローカル・データベース別名 = データベース名

db2 => quit
 どうやらうまくインストールできたようです。
earthcar(アースカー)
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